BIG3+1こそパーソナルで学ぶべきである。

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、筋トレの基本種目である
BIG3+1をパーソナルで学ぶべきだと考える
個人的な理由を述べていきます。
前提として、
「趣味で重さ持つだけだから」や、
「程よく運動できればいいや」ぐらいの人は別です。
それこそ大会を目指したり、本気で筋肉を付けたい場合に限ります。

学ぶべき理由

個人的に”学ぶべき”と考える最大の理由は、
”動きの基本、土台の種目”であるからです。

・「基本の種目だから、誰でも出来るから独学でいいか」と
・「基本の種目だからこそ学ばなければならない」。
この場合はどちらで考えますか?

土台の部分がしっかり出来ている人ならば学ぶ必要は無いと思います。
ただ、個人的にその土台がしっかり出来ているなと感じる人は少ないです。
トレーナーでも出来ていない人ばかりですからね。
では、その土台に理論も何もなく、
土台として出来上がっていない場合、
その上に積み上げていく経験は間違った方向に進むだけ
です。
間違った方向に成長していくというのは筋トレでは、
”一部分の筋肉が発達はするけど、発達しない部分がある”や
”全く重量が伸びていかない”、
などが挙げられます。
本来、筋肉は負荷に応じて成長していくものです。
例え、食事が出鱈目だろうと適切にトレーニングを行っていると
筋肉もある程度育ち、重量も伸びていきます。
ソースは亀山。
その成長が無いという事は何かが間違っているはずです。
個人的に思う、よくある勘違いとして
体重が増え過ぎて重量が伸びた場合は成長とは別です。
それは筋肉がしっかり育ったとも技術が身に付いたとも私は思いません。
脂肪がついて安定しているだけです。
言ってしまえば楽な方法です。
重量が少し伸びたとしても、そこに経験や知識といった本来得られるもが得られなくなってしまいます。

BIG3は重量を扱う種目たちです。
重量を扱う種目である以上、種目に集中しないといけません。
横にある鏡を見ながら動作出来るほど甘いモノではないです。
故にトレーナーの目で確認しながらトレーニングを行うパーソナルトレーニングは、
1人では出来ない”動作を確認しながらのBIG3”を行えます。
何が良くて何が悪いかのフィードバックがすぐに得られるのもメリット
の1つです。
良い感覚を知らない人でも挙げた直後にフィードバックがあるため、
「これが良い感覚なんだ」と分かるのもパーソナルです。

BIG3のフォームを完成させる上で必要なのは、
適切な筋肉の柔軟性、可動域です。
これは、日常生活、職業、過去のスポーツ歴など
全員が違う人生を歩んでいる以上、
違う筋肉の育ち方、付き方をしています。
その中には活かすべき部分もあれば
是正すべき部分もあります
そのために、必要なストレッチや取り入れるべきウォームアップなどがあります。
自身の身体を動かしたりしたときに、
「ここが固く動きの制限になっている」や、
「ここに上手く収縮がかからない」などが分かれば、
何を取り入れるべきなのか分かります。
ただ、これはとても難しいものです。
それを他人目線で確認できるのがパーソナルトレーニングです。

人は基本的に楽な方に流れてしまいます。
特に苦痛を伴うような筋トレは、
楽な動き、変に負荷を逃がす動きなどをしがちです。
柔軟性が得られたとしても、
動きを変に逃がす様になっていってしまえば、
怪我をするフォームをしてしまうこともあります。
一度、フォーム修正をし、一時的に完成したお客様でも、
柔軟性が更に変化すればフォーム修正を行わないといけなくなります

その都度の最適なフォームを作ることは出来ても、
変化に対応してフォームを作り上げていかなければならないのが
BIG3という種目たち
です。
だから難しいのです。

まとめ

実際問題として、トレーナーをやっている人でも、
まともに出来ていないことが多いのがBIG3です。
まともに出来ていないのに人に教えることが出来るわけがないので、
もしBIG3を学ぶならば、トレーナーはある程度選ぶべきだと思います。

当ジム会員にちらほらいるのですが、
とあるパーソナルジムで教えられたフォームが
腰を痛めるフォームだったなどはあります。。
そのパーソナルトレーナーには
「腰に乗るのはしょうがない」などと言われ、
それを信じてしまっていた方もいました。
そんなことはない、トレーナーの実力不足以外の何者でもないです。
BIG3は怪我をするのが当たり前の種目ではなく、
ただのやり方の問題です。
当maison de FLEXERでも「ここで教わることが無いな」という場合は
選択肢から外すべきです。

なので個人的に思うNG参考例をいくつか挙げておきますので
当て嵌まる場合は注意が必要です。
人それぞれではありますが、万人に以下の指導をしている場合は要注意です。

スクワットならば、
・足幅を広げ過ぎる。
・膝を出さないようにする。
・お尻を引き、腰を反る形になる。

デッドリフトならば、
・お尻の位置が高すぎる。
・コンベンショナルでも、ワイドでも、スモウでもないよく分からないスタンス。
・ヒンジ動作について指示が出来ない。

ベンチプレスならば
・アーチを説明しない、作らない。
・過剰に腰を反らせる。

楽しく、怪我無く、重量を持ってBIG3を行いましょう。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。