全身を使って身体を動かす

こんにちは。
‘‘連動性を高めたい‘‘
このワードを用いたアスリートの方が声を大にして発言をする姿を目にします。
連動性を高めたいと。言いたいことはよく分かるのですが
そのためのトレーニング方法は?と
パッと聞かれたとしても白目をむいてしまう私ODAです。
今回の記事では、アスリートにおいての連動性についてと
その連動性はトレーニングで養うことができるのか
について綴っていこうと思います。

連動性とは

そもそもですが連動という言葉を辞書で調べると、

ある部分を動かすと、それに応じて他の部分も一緒に作動する

goo辞典

と表されています。
そのため連動性があるという言葉を
スポーツに当てはめて説明すると
目的に沿った技術を、全身の動きを上手に使って遂行する能力がある。
もっと端的に言えば、
全身をうまく使える能力がある。
だいたいそんな感じだと思います。
例えばアスリートにとって連動性が上手くいくというのが
・速いボールが投げられる
・高く、遠くへ飛べる
・思いっきりボールが蹴られる
などなど。
なんかポジティブな要素が出そうだァ。
確かにアスリートには連動性は必要な能力です。
ちなみに、その連動性はトレーニングで高めることが出来るのか?
どっちなんだい。っていうことを考えていきましょう。

連動性即ち、全身をうまく使える能力を高めるには?

これに対しての答えは
身体全身をうまく使うには行いたい動作をするための
全身の柔軟性や筋力、パワーを高める事と
全身をうまく使う練習をする

主に2つのアプローチが大事だと思います。

例えば野球のピッチングであれば、
軸足から前脚に体重移動をして、踏み込むタイミングで
股関節・骨盤を回旋、胸椎の回旋から順に沿って
上肢の動きへと力を伝えていきますよね。
この動きを効率良く、力強く実施するにも
柔軟性、筋力、パワーを全て含めて
全身を上手く使う練習が超超必要です。
もちろんそれは他の競技でも同じことが言えるでしょう。
行いたい動作をするための
全身の柔軟性、筋力やパワーを高めるそのためにも、
下半身、体幹部、上半身など、
その技術に必要な部位を余すことなく鍛える必要があります。

例えば、下半身で大きな力を生み出せても、
体幹部、上肢でそれを伝える筋力がなければもったいないです。
また、筋力やパワーだけでなく、
その動作を効率的に実施するための可動域をとれる柔軟性も必要です。

しかし一方で、トレーニングはあくまでもトレーニング。
必要な部位の鍛錬を行ったからと言って、
直接的に連動性が高まるかといえば微妙です。
確かに、クリーンやスナッチなどのクイックリフトも
全身の連動性が必要です。
しかしそこで高めた連動性が投球の連動性にも100%転移するとしたら、
投球も野球もしたことのないウエイトリフターの球速が
オリックスバファローズの山本由伸選手や
ニューヨークヤンキースのチャップマンよりも速く
ボールを投げられることもあり得ますが、
さすがにそれはないですよね。
連動性という魔法の能力があるわけではなく、
各運動課題に応じた連動性(技術)があると考えるべきでしょう。


テニスのサーブとバドミントンのスマッシュなど、
類似する運動課題の場合は
技能の転移(共通の連動性の獲得)は
起こりうるかもしれませんが、
そうでなければまったく違う動作のトレーニングをすることで
動作の連動性が向上するということなないでしょう。

もちろん、先述している通り、
身体を連動させるために必要な各部位の筋力、パワー、柔軟性を
トレーニングやストレッチで高めるといったことは可能だと考えられます。
全身をうまく使う練習をするここに関しては一言で、
しっかりと練習をすることです。
そこに少しアドバイスを加えるとしたら、
必要な動作・柔軟性を把握したうえで、
技術練習の前に必要なストレッチや
モビリティドリルなんかを実施するのも良いかもしれません。

例えば腕を上げる際、
肩の屈曲可動域(まっすぐ腕を上に挙げる動き)に制限があるだとすると、
可動域制限のせいで行いたい動きが出来てない可能性もありますよね。
その場合は、技術練習の前に
その部位のストレッチやマッサージを行うことも有効だと思います。

これらを踏まえて

連動性という魔法の能力があるわけではなく、
各運動課題に応じた連動性(技術)がある
その動作に必要な筋力・パワー・柔軟性などは
トレーニングやストレッチで高められる
最後はそこを使いこなすための技術練習
身体のどこかに連動性(技術)発揮の制限がある場合は
ストレッチやモビリティドリルなどで改善可能かもしれないといった内容でした

っくり言うと連動をさせるための
パーツを鍛える事や整えるためにはトレーニング、
その各パーツを連動させるためには
その動きの練習をするのが大事ということになります。

トレーニングを行うでキーになるのは、
必要な筋力を全身バランス良く実施すること。
そういった意味では意外と回旋系のトレーニングなんかは
見落とされがちなケースは多いように思えます。
どんな競技であっても原則は全身バランスよく鍛えること
連動性が欲しいと言いながら
スクワットをサボってベンチプレスばっかりやってるのは
ナンセンスであり、勿体ない事だと思います。

その他のブログはコチラから

この記事を書いた人

ODA世界観

NSCA-CSCS
健康運動指導士
健康運動実践指導者

パーソナルトレーナーとして年間で2000件近く指導してきて、豊橋市内での指導件数は一番多いのではと自負があります。それが経験として活き十人十色の骨格・体力を瞬時に認識して適したトレーニング指導ができます。
NSCA-CSCSの資格を取得して以来は、ウェイトトレーニングばかりではなく身体の柔軟性や動かし方などのコンディショニング面の改善意識も強く持つようになりました。ボディメイクはもちろんのこと、姿勢の意識をはじめとする腰痛や肩こりに対してアプローチし身体の不調を整えながら楽しくトレーニングを行えたらと思います。