フォームローリングの効果

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、足関節可動域、筋力、筋活動、
ジャンプパフォーマンスに及ぼす様々なフォームローロングプロトコルの
比較をした論文を引用していこうと思います。

論文

フォームローロング(FR)は、スポーツ前の
可動域(ROM)を広げる目的で広く使用されています。
この論文では、足首の可動域、筋力、筋の活性化および
ジャンプの性能におけるFRの異なるプロトコルの急性効果を
比較することを目的とした。

レクリエーションで鍛えた男性10名(28±4歳、175±5cm、81±13kg)と
女性10名(29±4歳、163±5cm、66±10kg)が、
片側スムースローラー(US)、両側スムースローラー(BS)、
片側グリッドローラー(UG)、両側グリッドローラー(BG)という
4種類のFRプロトコルの比較データを2セッション実施した。

結果、UG条件ではRPPが最も大きく、
BS条件ではRPPが最も小さいことが報告された。

足首のROMはどの条件でも同程度に増加したが、
ピーク力、筋活動、片足立ちドロップジャンプの高さには影響を及ぼさなかった。
UG条件では、片足立ちドロップジャンプの接触時間が増加した。
本研究の結果は、表面パターンおよびローリングテクニックの
異なる組み合わせによるFRは、ドロップジャンプのパフォーマンス、
下腿三頭筋の強度および活性化に影響を及ぼすことなく、
足関節ROMを増加させることを示すものであった。
結論として、練習生は軽度の不快感を伴うFRを実施し、
時間を節約するために両側性のテクニックを使用するよう奨励される。

まとめ

フォームローラーなどはメリットはやっぱりありますね。
筋肉自体の可動域はスポーツでも筋トレでもあります。
どんな手段でも可動域を出すことは
必ず行うべきですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。