運転姿勢における腰への負荷

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、運転姿勢における各種腰部支持具と
背もたれ傾斜角度を用いた腰椎荷重と腰部筋力の
評価についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究では、運転姿勢における人体の腰椎荷重と
腰部筋力を研究する筋骨格モデルを開発し、
腰痛の理解や車両シート設計の向上に寄与することを目的とし、
様々なランバーサポートと背もたれの傾斜角度での
腰部生体力学的負荷を算出した。

結果として4cmのランバーサポートを使用した場合、
全体の腰椎荷重と腰部筋力は11.30%と26.24%減少した。

また、背もたれの傾斜角度が23°から33°に増加するにつれて、
腰部脊椎荷重と腰部筋力は最初に増加し、
次に減少した。

腰部生体力学的負荷は、背もたれの傾斜角度が
29°から33°になるにつれて、わずかに変化した。

結論としてシートクッションの傾斜角度を10°に設定し、
4cmのランバーサポートを使用した場合、
L3-L4、L4-L5、L5-S1における腰椎荷重と腰部筋力は
明らかに減少していることがわかった。

推奨される背もたれの傾斜角度は、
シートクッションを水平に対して10°にした状態で29°~33°であり、
腰椎荷重と腰部筋力を低いレベルに保つことが可能であることがわかった。

まとめ

細かい角度の調整などは置いておいて、
楽な姿勢を意識しましょう。
それと適度に姿勢を変えることを気にかけて
腰への負荷を減らすようにした方がいいかなと思います。

腰痛持ちに多いのは
同一姿勢が長い時間続く人に多いかなと思います。
ドライバー、デスクワーク、立ち仕事、
どれでも腰に負荷はかかってしまいますが、
その時の腰を負荷を減らすように出来ると
ぎっくり腰などリスクも減らせるかなと思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。