首痛を有する女性における運動比較

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、慢性非特異的頚部痛を有する女性における
疼痛、障害、姿勢制御、神経筋特徴に対する
「グローバル姿勢再教育」対「頚部特異的運動」の効果に関する
無作為化比較試験についての論文を引用していこうと思います。

ちなみに2023年1月4日の新作です。

論文

この論文の目的は、頸部痛、障害、頸部可動域、姿勢安定性、
頸部表在筋の活動に対する「グローバル姿勢再教育」(GPR)と
頸部特異的運動(SE)プログラムの有効性を評価することにある。

参加者は非特異的慢性頚部痛(NSCNP)を有する女性50名を
2つの介入群(GPR [N.=25]またはSE [N.=25])の
いずれかにランダムに割り当てられた。
両群とも、40分程度のセッションを週2回、4週間にわたって行い、
評価項目は、頸部痛の強度と障害、頸部可動域(CROM)、
姿勢動揺、頭蓋頸部屈曲テスト(CCFT)中の頸部表層筋の活動性であった。

結果としてどちらの介入も、首の痛みと障害の軽減、
首の運動性の改善、表在頸屈筋の活動低下に対して同等の効果があった。
いずれの介入も姿勢動揺を変化させなかった。


結論としてGPRとSEは、姿勢の安定性を除くすべての指標において
有意に良好な結果を示したが、介入による差は認められなかった。
臨床的なリハビリテーションの影響 「グローバル姿勢再教育」(GPR)と
頸部SEの介入は、非特異的慢性頚部痛の女性患者の頸部痛と障害を軽減し、
頸部の可動性を改善する上で同等の効果を持っている。

まとめ

頚部のトレーニング効果の高さですよね。
頚部を変えれば胸部、腰部と変わるので、
負荷の変化も納得です。
肩こり持ちのお客さんに
気が向いた時に行う頭部、頸部の位置を変えるだけの運動で
今のところ全員に効果が出てます。
1週間目で肩こりの減少、
2週間目でほとんど肩こりが消え、
首が長くなった感覚が出るみたいです。
実際、見た目的にも長くなるので
首のトレーニングは色んな面においておすすめですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。