膝OAに対する運動療法とハイドロリリースの比較

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、変形性膝関節症に対する
運動療法と生理食塩水注射の比較についての
論文を引用していこうと思います。

論文

この研究では、変形性膝関節症の患者を対象に、
痛みと機能に対する運動療法と教育プログラムの効果を、
不活性生理食塩水の関節内注射による
オープンラベルのプラセボと比較することが目的である。

対象は症状がありX線写真で確認された
膝関節炎を有する50歳以上の成人206名を
8週間の運動と教育プログラムを受ける群と、
8週間で4回の生理食塩水関節内注射を受ける群に
無作為に割り付けられた。

結果として、102名が運動と教育に、
104名が生理食塩水関節内注射に無作為に割り付けられた。
主要評価項目であるKOOS痛みの最小二乗平均変化は、
運動療法と教育で10.0、生理食塩水注射で7.3だった。
主要な副次的アウトカムにおける群間差は、
すべて事前に定義された同等性マージンを尊重した。
有害事象および重篤な有害事象は、両群で同程度であった。

結論として、膝関節症患者において、
8週間の運動および教育プログラムは、
8週間にわたる4回の非盲検の生理食塩水注射と
同等の症状および機能改善効果をもたらした。

まとめ

動かずとも8週間後の
改善効果が同じなのを
プラスととるか、マイナスととるか。
個人的には痛みが強い等でもない限りはマイナスです。

変形性膝関節症になった
習慣、身体があるわけなので、
生理食塩水で誤魔化したとしても、
再度発症する可能性があるのは
誰でも分かると思います。
痛みが消えるだけを治ったと
思ってはいけないと個人的には思います。


トレーニーでも同じです。
怪我したやり方、怪我した身体のまま
痛みが引いだだけで繰り返せば
再発するのは当然と言えば当然です。
なので色々考えてやっていきましょう。

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この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。