2晩の部分的睡眠遮断の影響について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、2晩の部分的睡眠不足が夕方の
最大下ウェイトリフティングのパフォーマンスに及ぼす影響について
調べた論文を引用していこうと思います。

論文

この論文では睡眠制限(2晩連続3時間睡眠)が
夕方(17時)の最大下ウェイトリフティングに及ぼす影響および
昼食後1時間のパワーナップ後にこのパフォーマンスが
改善されるかどうかを調査した。

パワーナップとは

15分~30分の短い仮眠のことである。

対象は、レジスタンストレーニングを受けた男性15名が参加した。
実験プロトコル開始前に、1RMベンチプレスとインクラインレッグプレス、
および標準的な習慣性睡眠が記録された。
通常睡眠(N):23時00分に退社、06時30分に起床
部分睡眠不足(SD):03時30分に退社、06時30分に起床
部分睡眠不足(SDN):03時30分に退社、06時30分に起床、13時00分に1時間仮眠を取る。

主な結果は、SDはグリップ最大値、
ベンチプレス、レッグプレス最大下限、平均力(AF)の減少傾向を抑制したことであった。
さらに、SD中の握力、脚力、ベンチプレスの測定ではRPEが上昇した。
1時間のパワーナップ(SDN)後、
握力とベンチプレスの値はNと同様の値に改善し、
疲労感、覚醒度、眠気も同様に改善した。
ベンチプレス、レッグプレスともに、バーへの「負荷」による主効果が認められ、
平均パワー(AP)、AF、ピーク速度到達時間(tPV値)は負荷とともに増加し、
ピーク速度(PV)値はベンチプレス、レッグプレスともに
最も軽い負荷から最も重い負荷へと減少した。
レッグプレスのみ「負荷と条件」の相互作用が認められ、
SDおよびSDN条件よりもN条件の方がAPの変化率が大きい。
また、PVとtPVについては、NやSDの条件値よりも
SDNの条件値の方が変化率が大きかった。

以上より、SDは握力およびベンチプレスとインクラインレッグプレスの
いくつかの要素に負の影響を及ぼした。

強度評価の3時間前に終了する1時間のパワーナップの使用は、
ウェイトリフティングのパフォーマンス、
主観的気分、疲労の評価にプラスの影響を与えた。

まとめ

睡眠不足はパフォーマンスに悪影響を与えますね。
仮眠とるとパフォーマンス低下を防げるねという結果です。

肉体にも精神にも様々な影響を与える睡眠不足は
なるべきならない方がいいですね。
筋肥大、筋力向上、ダイエットだろうと
なんだろうと悪影響です。
なのでしっかり睡眠取っていきましょう。

ただ、tiktok見てると自然と夜更かし。

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この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。