下肢の使い過ぎによる傷害発症について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、下肢の使い過ぎによる傷害発症のリスクファクターとしての
コアスタビリティの低下についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究では、下肢のオーバーユース傷害の発症の
リスクファクターとしてのコアの安定性の異なる
構成要素の役割を研究することである。

本研究には、139名の参加者が統計解析に含まれ、
2015年に検査を受け、マルチレベルの傷害登録法によって
1.5年間前向きに追跡された。

結果として、追跡調査期間中、
139名の参加者のうち34名(24%)が
下肢の使い過ぎによる傷害を発症した。
動的姿勢制御の左右差の増加、
等尺性股関節伸展:屈曲筋力比の低下、
腹部コア筋持久力の低下において、
オーバーユース損傷の有意な予測効果が見いだされました。

結論として、統計的モデル構築の結果、
動的姿勢制御、コア筋力、コア筋持久力の測定値が、
使いすぎによる傷害発症の有意なリスク因子であることが確認された。
しかし、コアの神経筋制御とプロプリオセプション、
機能的な動きでは、臨床医がリスクのある患者を
特定できないかもしれない。
これらのアクセス可能で信頼性の高いスクリーニングツールは、
使いすぎによる傷害のスクリーニングと傷害予防に関して、
臨床の場で使用することができる。
ただし、このモデルに基づく傷害の予測は、
相対的な予測精度が低い(53%)ことから、
慎重に行う必要がある。

まとめ

脚使い過ぎると体幹部や脚に
怪我する予兆が現れますよって感じですね。

レジスタンストレーニングでも怪我する人は、
怪我する動きをしています。
前までは綺麗に動けていたのに、
動けなくなったときは何かの予兆かもしれませんね。
レジスタンストレーニングは、
動き自体はシンプルな動きのため、
その辺りの不調には気付きやすいかなと思います。

過去おすすめ記事
腰痛と腰椎前弯の関係性

この記事を書いた人

アバター画像

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。