変形性膝関節症発症の危険因子

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、高齢者における変形性膝関節症発症の危険因子についての
論文を引用していこうと思います。

論文

高齢者における膝痛や膝OAの発症の危険因子に関する
現在のエビデンスを評価するために、システマティックレビューとメタアナリシスを実施しました。
特に、非臨床で簡単に測定できる人口統計学的要因、
併存疾患、膝の既往症、その他の患者決定要因に焦点を当てました。

このシステマティックレビューとメタアナリシスでは、
BMIの増加、膝の損傷歴、ヘバーデン結節の有無/手指OA、
女性性別、高齢、集中的な身体活動、
特定の身体職業活動(例:膝立ち、しゃがみ)、
BMD増加が高齢者の膝OA発症の危険因子であることを示した。

また、精神的な健康状態の悪化や子宮摘出が
膝関節症の発症に関連する可能性を示唆する限定的なエビデンスがいくつかある。
1日に2時間以上座ることは、膝関節症の発症リスクを低下させるようです。
しかし、膝関節症の発症との関連性を確認するには、
エビデンスが限られている因子も数多くあった。

喫煙は膝関節OAの発症リスクを低下させる
可能性があることが示唆された。

しかし、この結果はコホート研究に限定した場合には明らかではなく、
したがって、真の効果ではない可能性があります。
喫煙が軟骨の破壊を遅らせる可能性を示唆する研究もある。
しかし、現在のところ明確な生物学的説明がないため、
喫煙による保護効果の可能性についてさらに調査する必要がある。

このレビューに含める最終日以降に発表された最近の前向き研究では、
うつ病が膝痛発症の危険因子であることも判明した。

まとめ

身体の事を考えるならば絶対に
喫煙は推奨できませんね。

うつ病に関しては間接的な関係としては
成立する部分がありますね。
姿勢がセロトニンと関係するように、
運動がうつ病に関係するように。
ある種、関係性はありますね。

と言っても因果関係と相関関係を
勘違いして読み取らない様には注意してください。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。