手の変形性関節症に対する運動

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、手の変形性関節症に対する運動の
システマティック・コクランレビューを
引用していこうと思います。

論文

このシステマティックレビューの目的は、
手指OA患者において、
プラセボや無介入を含む他の介入と比較した
エクササイズの利益と害を評価することである。

治療的運動と運動なしを比較した
無作為化および対照臨床試験、
および異なる運動プログラムを比較した試験を
すべて含めるものとした。
18歳以上の参加者で、医師により手指OAと診断された人を
対象とした研究を対象とした。多様な集団を含む研究は、
手指OAに関するデータを個別に抽出できる場合にのみ受け入れた。

メタアナリシスの結果、手の運動を行うことは、
介入後の手の痛みと指関節のこわばりの軽減に有益であるが、

その効果は後のフォローアップでは持続しないことが示唆された。
また、自己申告による手指機能についても運動による
有益性が認められましたが、研究間の異質性が大きく、
CIはやや大きくなりました。
手指OA患者のQOLに対する運動の効果を示すには、
エビデンスは不十分であった。

まとめ

こわばりの軽減は大きい効果なので、
悪い事ではなさそうですね。
といっても日常的に使い過ぎの方で、
腱鞘炎になったりもしやすいので、
手でも振動系などでも解すのは
わりと効果有るかなと思います。

鍼灸のツボである”合谷”、
もしくは母指内転筋、短母子屈筋などは
解しておくと肩甲骨の動きでやすいの、
トレーニーならトレーニング前に解しておくと
いいかもしれませんね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。