2025.06.08
脚トレ翌日の体重増加について

こんにちはTOMOAKIです。
オンラインコーチングのクライアント様、
特に大会選手の方で脚トレ翌日に
体重が0.5~1.0kgほど増えて不安という声を
たまにいただきます。
減量中の体重の増加は
脂肪が増えたのでは??!!
と不安に思う方もいます。
そこで今回は脚トレなど高強度トレーニング翌日の
浮腫と除脂肪の関係について解説します。
高強度トレーニングと浮腫
高強度の脚トレーニング、
特にエキセントリックな刺激を強く含む
種目(スクワット系やランジなど)を行うと、
筋損傷(Exercise-Induced Muscle Damage, EIMD)と
それに伴う炎症反応が生じます。
この過程で筋肉の細胞間やその周囲に一時的な
局所的な腫れ(localized swelling)が起こり、
筋断面積が増大することが報告されています。
こうした反応は筋肉修復の初期段階で起こる
自然な現象であり、同時に一時的な水分保持、
浮腫を引き起こす原因ともなり得ます。
その結果として、翌朝の体重が増加する現象が
発生していると考えられます。
特に脚部は血流量や筋量が大きいため、
他の部位よりもこうした変化が
目立ちやすい傾向にあるのかなと考えます。
体重増加 ≠ 脂肪増加
このように脚トレ翌日に起こる体重増加はよっぽど浮腫であり
脂肪が増加しているわけではありません。
もちろん脚トレだからと食べすぎて
エネルギー収支がプラスになっていれば
多少脂肪が増加しているかもしれませんが
普通に減量食であれば脚トレ翌日の体重は気にしなくてOKです。
まとめ
脚トレ翌日は筋損傷とそれに伴う炎症で
浮腫む方も多いです。
エネルギー収支が適切に赤字であれば
体重が増えていてもよっぽど浮腫による増加ですので
気にする必要はありません。
浮腫などで日によって体重は増減するため
日々の体重増減で一喜一憂せず
数日から数週間の体重の傾向や
実際の体の変化を見ることが重要です!