2026.02.20
食物繊維豊富な食生活なのに便秘?

こんにちはTOMOAKIです。
食物繊維は一般的に腸内環境を整え、
便通の維持や血糖・脂質代謝の安定にも関与する栄養素として
健康維持に広く推奨されており、
日常的な摂取が望ましいとされる非常に重要なものです。
しかし一方ではクライアント様の中にはこれまでに
オートミール、キャベツ、全粒粉、玄米、、、、と
食物繊維豊富な食材を積極的に食べているのに
腹部の膨張感だったり、便秘に悩まされている方も一定数おられます。
もしかしたら食物繊維が多すぎて便通等に
悪影響を及ぼしているかもしれません。
そこで今回は慢性便秘患者を対象に食物繊維を減らすことで
便通や腹部症状はどう変化するかを調べた研究を紹介します。
参考文献:
Stopping or reducing dietary fiber intake reduces constipation and its associated symptoms
研究紹介
本研究は、原因が特定できない慢性便秘患者63名を対象に、
「食物繊維を減らすと便通や腹部症状はどう変化するのか」を検討した報告です。
まず2週間は食物繊維をほぼゼロにし、
その後は本人が許容できる範囲で低繊維食を継続し
6か月後まで追跡しています。
結果は非常に興味深く、
食物繊維を完全に中止した群では
排便頻度が「3.75日に1回」から「1日1回」へと大きく改善、
繊維を減らした群でも「4.19日に1回」から「約1.9日に1回」へと有意に増加しました。
一方、高繊維食を継続した群では、
排便頻度は約6.8日に1回のまま変化なしでした。
さらに膨満感は、高繊維群では100%に残存したのに対し、
低繊維群31%、無繊維群では0%まで減少し、
いきみや腹痛も同様に大きく改善しています。
まとめ
食物繊維は一般的に便秘改善と結びつけられますが、
今回の研究では、すでに排出困難な状態の腸に、
高繊維食を続けることは逆効果になり得る可能性を示唆しています。
私自身も、減量中に玄米やオートミール、
野菜、イヌリンなどを積極的に摂っている方で、
腹部膨満や便秘に悩まされている方をこれまで多く見てきました。
摂取量を抑えてもらったり
食物繊維の種類を変えるように食材を変えたりで
多少改善する方もおられました。
食物繊維は重要な栄養素ですが、
量やタイミングによっては調整が必要ですので
摂れば摂るだけ良いわけではありませんので要注意です。





