PMSにおける有酸素運動の効果について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、健康な女性における月経前症状の
改善における有酸素運動の効果についての
論文を引用していこうと思います。

論文

このシステマティックレビューの目的は、健康な女性の月経前症状を
改善するための有酸素運動の効果を分析することである。

492人の参加者を持つ5つのRCTが、
このシステマティックレビューに含まれた。

結果として、30分の有酸素運動を週3~5回行うことは、
女性のPMSの身体的・心理的症状の
軽減に効果的であると考えられます。
含まれる研究の統計的結果は、
有酸素運動がPMSの女性の心理的症状よりも
生理的症状の改善に効果的であることを示しています。
ただ、有酸素運動はPMSのすべての身体的症状の緩和に
有効であるとは言えませんでした。
しかし、これらの運動は、PMS中に起こる頭痛、
吐き気、腸の障害、腹部膨満感、顔面紅潮、
食欲、水分過多、月経痛、腰痛に有効である。

これとは逆に、このレビューに含まれる2つの研究では、
PMSにおける有酸素運動の効果は
有意ではないことが明らかにされました。
この研究の1つでは、介入期間が4週間であり、
月経周期の分析が不十分であった可能性があります。
また、別の研究では、PMSの周期的な性質が
研究結果に影響を与えた可能性があると推測されます。

結論として、30分の有酸素運動を週3~5回、
約10週間行うことは、生殖年齢にある
女性の月経前症状の改善に効果が期待できるとしています。
また、PMSの女性は、身体的および心理的な症状を管理する上で、
有酸素運動タイプの身体活動が有益であることが示唆されました。

さらに、今回の知見を整理し、有酸素運動の保持効果を実証するために、
さらなる研究が必要である。

まとめ

当ジムには有酸素運動出来る設備はありませんが、
まずは有酸素運動でもいいのです。
結局、何を目的に運動するかなので、
今回の記事で言うならPMSに対して
運動するなら有酸素運動でもいいのかなと思います。

ただ、何気ない有酸素運動でも、
腰が痛くなる人もいれば、膝が痛くなる人もいます。
そちらに関して筋トレ系の方が、
効果を出しやすいかなと個人的には思っています。
私個人が筋トレ特化なので、
手っ取り早く効果出すだけだったら
筋トレって安直に考えてしまうだけかもしれませんが。

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この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。