2025.08.04
睡眠不足が身体的および精神的健康に与える影響

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は睡眠不足が身体的および精神的健康に与える影響についての
論文を引用していこうと思います。
論文
この包括的なレビューでは、システマティックレビューとメタアナリシスの知見を分析し、
睡眠不足が健康に及ぼす影響を包括的に評価します。
29件のレビューが含まれました。
結果として、睡眠不足が身体的および精神的健康に及ぼす影響について、一貫してマイナスの傾向が見られました。
これらの健康影響は、主に全死亡率、心血管疾患(高血圧、脳卒中、冠動脈性心疾患を含む)、
精神疾患(不安、感情調節障害)、メタボリックシンドローム(糖尿病および肥満)の4つに分類されました。
推奨睡眠時間からの逸脱は、年齢に応じて健康リスクをもたらします。
しかし、睡眠不足は、脳卒中のリスクを除き、このレビューに含まれるほぼすべての健康影響において、より有害でした。
結論として、29件のレビューを対象としたこの包括的なレビューでは、
睡眠不足は、全死亡率、心血管疾患(高血圧、脳卒中、冠動脈性心疾患を含む)、
精神疾患(不安障害や情緒不安定など)、メタボリックシンドローム(糖尿病や肥満を含む)など、
さまざまな健康結果に一貫して悪影響を及ぼすことが示されました。
睡眠不足は、ほとんどの健康結果に対してより大きな悪影響を及ぼします。
特に肥満や高血圧などの症状の場合、女性よりも男性の方が健康結果に悪影響を及ぼす傾向があります。
さらに、全死亡率と心血管疾患に関しては、65歳以下の若年者の方が
高齢者よりも睡眠不足による悪影響を受けやすいことが示されています。
この総合的な結果は、睡眠不足の悪影響を軽減し、最適な睡眠の健康を促進するための
公衆衛生介入と実践ガイドラインの必要性を強調しています。
参考文献:Effects of Sleep Deprivation on Physical and Mental Health Outcomes: An Umbrella Review
まとめ
睡眠大事。可能な範囲でたくさん睡眠を取り続ける習慣が健康でいる第一歩になります。
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