2025.08.05
喫煙が腰痛と障害に与える影響

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は喫煙が腰痛と障害に与える影響についての論文を引用していこうと思います。
論文
この研究では、腰痛(LBP)は様々なリスク因子を包含する多因子性疾患ですが、
喫煙とLBPの関連性、特に重症度と障害への影響については、十分に検討されていません。
年齢中央値41歳(IQR 31-53)の患者430名が解析対象となり、そのうち79名(18.4%)が喫煙者であった。
傾向スコアマッチング解析では、PY0~10未満の患者では疼痛関連アウトカムの有意な増加は認められなかったが、
PY10以上(10年以上20本/日)の患者では疼痛重症度、機能障害スコア、RMDSスコアの有意な増加が認められた。
多変量線形回帰分析により、PYと腰痛関連アウトカムの間に有意な関連が確認されたが、
喫煙状況のみでは有意な関連は認められなかった。
結論として、この研究は、喫煙が障害と痛みの重症度に独立した影響を及ぼすことを示し、
腰痛管理における禁煙の潜在的な重要性を強調しています。
本研究では、喫煙と腰痛(LBP)の重症度および障害の増加との間に用量反応関係が認められ、
特に10パックイヤー以上の喫煙者において顕著であり、
ロバストな傾向スコアマッチングデザインによってその関係が強化されました。
喫煙が疼痛および障害に及ぼす独立した影響を明らかにすることで、
これらの知見は、喫煙がLBPの発症に果たす役割、
そしてLBP管理における重要な要素としての禁煙の潜在的な重要性を強調しています。
参考文献:The Impact of Smoking on Low Back Pain and Disability
まとめ
20本、ようは1箱を10年吸い続けている人は
口呼吸が酷そうですね。
煙草を吸いながら他を完璧にした結果とか見てみたいです。
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