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2025.10.15

筋力と持久力の評価における言葉による励まし

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は筋力と持久力の評価における言葉による励ましについての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究では、教師の性別が男女の学生アスリートの筋力および
持久力評価のパフォーマンスに影響を及ぼすかどうかを検証します。

男性16名と女性16名の学生アスリート(平均年齢20.9 ± 0.9歳)が、
通常の条件下で、最初は男性教師、次に女性教師によるVEを実施し、
スクワット、デッドリフト、ベンチプレスの1回反復最大重量(1RM)テストと
8分間タイムトライアル(8MTT)を完了しました。

結果として、男子学生アスリートは、男性教師と女性教師の両方によるVE指導の下、
ほぼ全てのテストにおいて有意な向上を示しました。
女子学生アスリートも有意な向上を示しました。

スクワットを除く全てのテストにおいて、
女性教師によるVE指導が有利となる交互作用効果が認められました。

結論として、女子学生アスリートは、女性教師によるVE指導の下、
統計的に有意なパフォーマンス向上を示しました。
男子学生アスリートも、女性教師によるVE指導の下、統計的に有意ではないものの、向上を示しました。

したがって、運動部や教育機関の関係者は、特に筋力トレーニングや持久力トレーニングにおいて、
男女混合グループにコーチ/教師を配置する際には、
VEの有効性を最適化するために性別を考慮することが推奨されます。

まとめ

さあ男性コーチの皆さん。性転換の時がやってまいりました。
というのは冗談で、女性からの方が送り手に対する
思いやりとか信頼感とか親しみとかが影響しているっぽいので
男性コーチでも本気で向き合っているならば違う結果もあるかもしれません。

基本的には選手がメインです。
サポート側であるトレーナーやコーチは黒子である自覚が持てている人は本当に尊敬できます。
自分が凄いと思われたいトレーナーたちが多い中、
一歩引いていられるのはトレーナーとして選手を
しっかりと見れている指標にもなるんじゃないかなと思います。
SNSとか見てて自分凄いでしょが強いトレーナーとか個人的に嫌悪感抱きますからね。

凄いと思われたいなら表舞台出ればいいのに。
大体、負けるのが怖くて出れないと思いますけど。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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