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2025.12.09

口腔顔面痛と手技療法と運動

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は口腔顔面痛患者に対する頸部および口腔顔面領域を対象とした
手技療法と運動についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は口腔顔面痛 (OFP) の管理における、
頸部または顎頸部 (複合) を対象とした手技療法 (MT) と運動の有効性に関するエビデンスをまとめる

37件の研究が含まれた。

結果として、頸部と顎部の両方を対象とした治療法(MT単独またはMTと運動の併用療法)は、
疼痛と圧痛(PPT)を改善した。
頸部のみを対象としたMTおよび併用療法(MTと運動の併用療法)は、
疼痛緩和において臨床的に意義のある結果を示した。
最大開口量については有意な結果は得られなかった。

結論として、首のみ、または首と顎を対象としたMT単独療法および併用療法は、
OFP患者の痛みと圧痛を軽減するのに有望である。

参考文献Manual therapy and exercise targeted to the neck and orofacial regions for patients with orofacial pain: a systematic review and meta-analysis

まとめ

昨今はピラティスや筋トレなどで動かす習慣が増えたかと思います。
体幹部分はよく動かしていたり、ヒールレイズなどの足部側、
前腕トレーニングなどの手側を動かすのは見ますが顔側がない。
結構効果が高いのやった方がいいので
本気で競技力向上や健康を目指すなら痛みがなくとも顔側も動かす方がいいです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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