2026.01.27
筋力は何歳から落ちる?

こんにちはTOMOAKIです。
30代〜50代くらいのクライアント様から
学生時代以来、社会人になってからは何も運動していなかったから
筋力がすごく落ちた感じがします!
と体験の時にお話し伺うことが多々あります。
加齢による筋肉量の減少および筋力の低下のことを
サルコペニアと呼びますが、
サルコペニアは何歳くらいから始まるのか?学生時代の運動は影響するのか?
などなど調査した研究を今回は紹介したいと思います。
2025年に発表されたこの研究では、
一般人を対象に、思春期から60代まで
なんと47年間にわたり体力の変化を追跡しています。
その結果、体力の低下は想像以上に早く、
しかも静かに始まっていることが明らかになりました。
参考文献:
Rise and Fall of Physical Capacity in a General Population: A 47-Year Longitudinal Study
研究内容
本研究は、1958年生まれのスウェーデン人男女427名を対象に、
16歳から63歳まで有酸素能力、筋持久力、筋パワーを繰り返し測定した、
非常に貴重な縦断研究です。
約半世紀にわたって同じ集団を追跡した研究は
世界的にもほとんど例がありません。
その結果、体力のピークは驚くほど早く訪れていました。
有酸素能力と筋持久力は26〜36歳で最大となり、
筋パワーは男性で27歳、女性では19歳がピークでした。
つまり、多くの身体能力は30歳前後を境に、
すでに下降線に入っていることになります。
さらに重要なのは、低下のスピードです。
40歳頃までは年間0.3〜0.6%と比較的緩やかでしたが、
年齢とともに低下は加速し、
60代では年間2%以上に達していました。
その結果、ピーク時と63歳を比べると、
有酸素能力は30〜40%、筋持久力は約3割、
筋パワーに至っては4〜5割も低下していたのです。
興味深い点として、男女で低下率に大きな差は見られませんでした。
老化のカーブはほぼ共通で、性別よりも生活習慣の影響が
強いことが示されています。
実際、若い頃から運動習慣があった人は生涯を通じて体力が高く、
途中から運動を始めた人でも有酸素能力や筋力が6〜11%改善していました。
まとめ
以上より、体力の老化は60代から突然始まるのではなく、
30代後半からすでに進行しているという事実が明らかになりました。
そして、そのスピードや将来残る体力の量は、
日常の運動習慣によって大きく変えられます。
ピークの高さ、低下の速さ、そして老後の身体機能は、
すべて今の行動の積み重ねで決まります。
30代になり、まだ何も運動していなくてやばい!
と感じた方は何でもいいので早めに取り掛かった方が
良さそうです!
筋トレや有酸素運動は、見た目や体重のためだけでなく、
「将来、自立して動ける身体」を守るための投資のようなものかなと思います。





