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2025.08.11

スクリーン使用と睡眠の比較について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回はスクリーン使用と睡眠の比較についての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究の目的は、学生が就寝時に画面を使用する時間が
睡眠時間と不眠症の経験にどのように関連するかを調査することである。
特に、ソーシャルメディアの使用と他の画面活動との比較において、
その影響を全国代表的な大規模なサンプルを用いて検討しました。

18~28歳の参加者n=45,202名を対象とした。
回帰分析を用いて、就寝時の画面使用時間と睡眠との関連性を評価し、
ソーシャルメディアの使用と他の活動との比較を行った。

結果は、画面使用時間が長いほど、不眠症の症状を報告する可能性が高く、
睡眠時間が短い傾向にあることを示しています。
具体的には、就寝後の画面使用時間が1時間増加するごとに、
不眠症の症状を報告する確率が59%増加し、
睡眠時間が24分短縮されることが明らかになりました。

画面活動の種類では、ソーシャルメディアと他の画面活動を
組み合わせた利用が最も一般的で、参加者の69%がそうしていました。
約15%の参加者はソーシャルメディアのみを利用し、
別の15%はソーシャルメディアを利用しないと報告しました。
画面時間に関係なく、不眠症の症状を報告する参加者の割合と平均睡眠時間に、
活動グループ間で違いが見られました。
意外なことに、ソーシャルメディアのみを使用するグループは
不眠症の症状を報告する割合が最も低く、睡眠時間が最も長かったのに対し、
ソーシャルメディア以外の活動のみを行うグループは
不眠症の症状を報告する割合が最も高く、睡眠時間が最も短かった。

結論として、この研究では、ほぼ4万人の大学生を対象に、
就寝時の画面使用時間と睡眠との関連性を調査し、
ソーシャルメディアの使用と他の画面活動との比較を行いました。
結果によると、就寝時の画面使用時間の増加は、
不眠症の症状を報告する可能性の高さと睡眠時間の短縮と関連しており、
画面使用時間が1時間増加するごとに、不眠症のリスクが59%増加し、
睡眠時間が24分短縮されることが示されました。
ソーシャルメディアと他の画面活動における画面時間と
睡眠の関連性に差はなかったことから、ソーシャルメディアは
他の画面活動に比べて睡眠を妨げる点でより悪いとは考えられない可能性があります。
画面時間に関わらず、ソーシャルメディアのみを使用する人は
不眠症の症状を報告する割合が最も低く、睡眠時間が最も長かったのに対し、
他の画面活動のみを行う人は最も悪い睡眠状態でした。

参考文献:How and when screens are used: comparing different screen activities and sleep in Norwegian university students

まとめ

たくさん寝るためには寝る前のスマホは極力避けれるといいですね。
人間寝る以上の回復方法はないので。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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