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2025.10.04

ダイエットブレイクはどういう場合に有効か?

こんにちはTOMOAKIです。
減量も1ヶ月くらいですと良いですが、何ヶ月も続くと
結構辛い
と感じる方もおられると思います。

また減量期間中に旅行や規制など何かしらイベントが重なり
エネルギー制限を続けるのが難しい期間が生まれたりすることもあります。

そこで今回はダイエットに休憩(ブレイク)期間を挟む
方法(INT-B)
は、体重管理の方法としてどうなのか、
連続的なエネルギー制限(CER)と比べて、
体組成の改善や代謝適応(安静代謝の落ち込みなど)の抑制に
どれくらい有効かを調べた研究を紹介していきます。

除脂肪には優位差なしだが、、、

2023年7月までに公開された研究で系統的に検索し、
無作為化試験を抽出した結果、
1,469件から12試験(計881人)が採用されました。

INT-BとCERのどちらでも、
体重・体脂肪・BMI・体脂肪率・ウエストは有意に改善したが、
両群間に有意差はありませんでした。

一方、安静時代謝量(RMR)はCERでのみ有意に低下し
INT-BはRMRの低下が小さく、代謝適応が弱いことを示しました。
特に過体重/肥満者では、レジスタンストレーニング者よりも
RMR維持効果が大きい傾向が確認されました。

参考文献:
Effects of intermittent dieting with break periods on body composition and metabolic adaptation: a systematic review and meta-analysis

またこちらの研究では筋トレしている女性を対象に調べています。
体組成とRMRの変化に群間差はありませんでしたが
食行動ではダイエットブレイクは代謝や体組成を上積みする魔法ではない一方、
心理的側面の悪化を和らげつつ一時的な休息を入れても
脂肪が戻りにくい
ということを示唆しています。

一方でINTは総日数が長くなる点は留意する必要があります。

参考文献:
The Effects of Intermittent Diet Breaks during 25% Energy Restriction on Body Composition and Resting Metabolic Rate in Resistance-Trained Females: A Randomized Controlled Trial

まとめ

ダイエットブレイクは特別な効果があるわけではありませんし
その分減量期間は長くなりますが長期で減量をする場合や
イベントと重なる時は
精神衛生上どこかでブレイクを入れるのはありかもしれません。

一時的に多少は体重が増えるかもしれませんが
過剰に食べなければ脂肪が蓄積して
ダイエットが台無しになるわけではありません。

今回の私自身の減量では
1月〜4月は減量
GWは1週間ダイエットブレイク
GW明けから8月まで減量という
間休憩を入れる方法を試してみましたが
精神衛生上かなり良かったので
余裕がある長期減量の方にはおすすめです!

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TOMOAKI

パーソナルトレーナーでFLEXER COACHINGのメインコーチ。ブログでは主にオンラインコーチング上で得た知見のシェアや減量(ダイエット)、筋肥大に関する記事を執筆しています。

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