筋緊張時間という変数

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
過去に”ネガティブ動作”についての
記事を書きました。(※1)
筋肥大などにおいて、
筋緊張時間(TUT)の重要性について
論文を交えて考察しましたが、
今回は似たような論文を見つけたのでご紹介します。

引用

こちらの論文では、レジスタンストレーニングの動作テンポが
筋力・筋肥大に与える影響について研究されたものです。
結果としては、筋力・筋量向上する可能性もあるが
断定できるものではないという結果
です。
筋肥大において、速い動作・遅い動作において
どちらかが有効ということはないですが、
エキセントリック動作(伸張)時に遅い動作、
コンセントリック動作(収縮)時に速い動作が
最も効果がありそうぐらいの感じです。
筋力においてはどのテンポにおいて
効果的であるかが分かりません。
ただし、速い動作は神経系に良い刺激を与えるため、
筋力においてはある程度の速さがあると良いと思われます。

なぜ、このように曖昧な答えになっているのかについてですが
こちらの参考論文の研究が、総数は多くとも、
内容において、特定の集団において研究がされていなかったり、
経験者を対象とした研究も少なく、
厳密な方法統制が取られていないものがあり、
それらの要因が重大な制限因子となり得ているからです


論文引用しておいてなんですが、
参考にならないですね┐( -”-)┌ヤレヤレ…

考察

よく筋肥大において、ネガティブが重要。
下ろすときゆっくりでなどなど。
色々言われることがありますが、
全くと言って良い程、科学的根拠がありません。
もちろんのこと、TUTの変化などで見れば
効果があるという結果もあるのですが、
”ネガティブが有効”ではないです
先程の論文に関しても、
結果の部分だけを見れば、
「エキセントリック動作時に遅い動作、
コンセントリック動作時に速い動作が最も効果がある」
とも捉えることが出来ます。
その過程や重大な制限事項について触れなければですが。
よく言われる方法などにおいて、
科学的根拠が無いものが多くあります

それらはこのように結果の部分だけを切り抜いたり、
誤訳をすることで生まれるものです。

実際、レジスタンストレーニングの最適解とは
論文が出る度に更新されていくものです。
では更新される前の最適でない方法で
筋肥大がしなかったか?と言われれば
そうでもないはずです。
確実に筋肥大しているはずです。

科学的に最適な方法を取らずとも、
筋肉は重い物持って、しっかりトレーニングして、
たくさん食べて、たくさん寝て。
それだけで十分です

変に知識を入れると方法に迷走し、
楽しくなくなるのですあまりおすすめはしません。

まとめ

筋肉を育てる上では
どんなに研究が進み、
最適解が更新されようとも
不変のルールはあります。

・トレーニングをしなければならない
・食事を摂らなければならない
・睡眠をとらなければならない


なので大雑把だろうとも、
継続してトレーニングを行っていくことが
重要なのです。

この記事を書いた人

アバター画像

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。