競技特異性

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、スポーツを行う方に向けた
トレーニングのの特異性に
競技特異性について
ブログにしていこうと思います。

トレーニングの特異性とは
トレーニングの効果はトレーニングを行ったようにしか
高まらないという筋トレにおける3原理の一つです。
胸をトレニンーグしからと言って
脚の筋肉が付くわけでもないですよね。
そういうことです。

競技特異性とは
スポーツを行っているアスリートなどが
レジスタンストレーニング(以下RT)を行う際は、
行っているスポーツに近い動きを行うことで
競技力の向上が見込めるという考えです

一見正しいことのようにも聞こえますが、
ちょっとおかしいですよね。
RTをスポーツの動きに近づけたとしても、
スポーツの動きに近い別の動きですよね。

RTは行ったようにしか高まらないという
トレーニングの特異性を考えると
理論としては破綻しているように感じます。
これを同じ動きにしてしまうと、
それはもはやRTではなく、スポーツです。

特異性だけを考えるのならば、
行っているスポーツだけを行えば、
競技力は向上していくはずです。


ここまでの考えで行くと、
スポーツを行っている人は、
RTなどを行う必要が無いように考えてしまいますが、
それは違うと考えています。
同じ動きばかりしていると、
同じ筋肉しか使わないことになります。
同じ筋肉ばかり育ち、使っていない筋肉は
衰えることになります。
使っている筋肉は動くことが出来ても、
使っていない筋肉は動かなくなっていきます。

人体全体を一つのユニットであると考えてください
人間の体は一部分だけが動くのではなく、
全体が連動して、様々な動きを作ります。
その中で動かない筋肉があれば、
別の筋肉で代償を行い、近い動きをしますが、
別の筋肉には負荷が集中することになります。
これが怪我に繋がったり、競技力の低下などに繋がっていきます。
練習をし過ぎた時、前までと同じ動きが出来なくなる人も居ます。
それは、前までとは違う体の状態になってしまうことも理由にあると考えています。
疲労した筋肉は緊張状態になり、動きが悪くなりますからね。

アスリートにおけるトレーニングの目的は
直接的な競技力向上ではなく、
間接的な競技力向上が目的であると考えます
スポーツばかりを行っていくと
特異的な体の状態に体が変化していきます。
そうなれば、力発揮が出来ない、
怪我のリスクが高くなるなど、
デメリットが生まれるため、
それを防ぐためにもRTなどは
必要であると私は考えています。

まとめ

人間の体の状態は運動しても、しなくても、
変化していくものです。
目に見えぬ負荷でいうと、
重力もれっきとした体を変えてしまう負荷の一つです。
地球にいる以上は、常に負荷に晒されている以上は、
一定のパフォーマンスを維持するためには、
常にメンテナンスが必要なのです。
0.1%の競技力向上を狙うアスリートならば
尚更、メンテナンスは必須です。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。