ゴブレットスクワット&ラウンドマインスクワット

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、ゴブレットスクワット(GBS)と
ラウンドマインスクワット(LMS)の
筋活動と運動量の違いを論文にしたものです。

論文

GBSとLMSの筋活動とキネティクスの違いを
男性16名と女性16名対象に調査した。
筋電図は、内側広筋(VM)、外側広筋(VL)、
半腱様筋(ST)、大腿二頭筋(BF)について記録した。
全体の性差では、女性は男性に比べて
VMの平均活動量が有意に大きかった

全サンプルにおいて、GBSに比べてLMSは、
VM、VL、STの活動量が有意に少ないことが分かった

LMSでは、男性はSTの活動が低下したのに対し、
女性はBFの活動が低下した。

女性はGBSとLMSの両方で大腿四頭筋の活動が大きく、
LMSではSTが大きかった。
また、女性はGBSとLMSの両方で垂直方向の
エキセントリックな力が大きく、LMSでは
水平方向の後方の力が小さかった。
LMSは、ハムストリングスと大腿四頭筋の活動のバランスをとり、
水平方向への負荷を増加させ、垂直方向の負
荷を減少させるのに有効であると考えられる。
逆に、GBSは大腿四頭筋の活動をよりターゲットにし、
垂直方向の負荷を増加させることができる。
GBSとLMSででは性差を考慮する必要がある。

まとめ

そもそもの話、GBSもLMSもやらないですね。
しかも普通に知らない人もいるような種目かとも思います。

性差を考慮する場合で、下半身において
大きな違いとして骨盤が違います。
その辺りで筋肉にかかるモーメントの変化が
理由かなと思います。
まぁこの種目やらないんですけどね。

この手の種目ごとを調べた研究は多くはありません。
故に母数が少なく結果の偏りも出やすいです。
同じ種目でも踏ん張り方次第で、
筋肉への刺激が変わります。
こんなデータもあるんだぐらいと考え、
しゃがみ方や深さなども詳しく見た上で
判断する方がいいです。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。