子どもの筋トレについて

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、青少年アスリートにおける身体能力の向上を
最大化しうるレジスタンストレーニングパラメータの用量反応関係の
論文を引用していこうと思います。

論文

この論文ではレジスタンストレーニング(RT)が
身体能力に及ぼす年齢、性別、スポーツおよび
トレーニングタイプに特異的な影響を定量化し、
青少年アスリートにおける身体能力の向上を
最大化しうるレジスタンストレーニングパラメータの
用量反応関係を明らかにすること。

研究選択の適格性基準は
青少年アスリート(6~18歳)における
レジスタンストレーニングの効果を調査し、
少なくとも1つの身体パフォーマンス指標を検証した、
アクティブコントロール群を有する研究のみを対象とした。

43件の研究が対象基準を満たし、
主な結果は以下の通りである。

・RTは、若いアスリートにおいて、筋力および垂直跳びパフォーマンスに対して
中程度の効果を有し、直線スプリント、敏捷性およびスポーツ固有の
パフォーマンスに対しては小さな効果を有する。

・RTの効果は、性別およびRTタイプという変数によって調整された。

・健康な若いアスリートの筋力の指標を改善する
最も有効な従来のRTプログラムは、23週間以上のトレーニング期間、
1エクササイズあたり5セット、1セットあたり6~8反復、
トレーニング強度1RMの80~89%、セット間の3~4分間の休憩で構成されていた。

ユースアスリートにおける身体的パフォーマンスの指標に対する
RTの効果に関するこれまでの研究は、
主に男子に焦点を当てたものであった。
しかし、男子と女子の生理学(例えば、思春期のホルモンの状態)が異なるため、
男子ユースアスリートの知見は、女子ユースアスリートには部分的にしか転用できない。
男子と女子のユースアスリートが、筋力と垂直跳びパフォーマンスにおいて
同様のRT関連の向上を示すが、女子は男子と比較して、
スポーツ特異的パフォーマンスのトレーニングによる向上が著しく大きいことを見いだした。
このことは、思春期の女子アスリートのRTトレーナビリティが、
少なくとも男子と同等かそれ以上である可能性を示す予備的な証拠を示唆している。

このトピックについての既知と追加

・既知
レジスタンストレーニングは、適切に処方され、
指導されていれば、子供や青年にとって安全です。
いくつかのメタアナリシスでは、レジスタンストレーニングは、
健康でトレーニングを受けていない子どもや
青少年の筋力や運動能力を向上させる可能性があることがすでに示されている。

・追加要項
青少年アスリートにおける身体パフォーマンス指標に
対するレジスタンストレーニングの年齢、性別、スポーツ、
トレーニングタイプ別の効果を検証した初めての系統的レビューおよびメタ分析である。
レジスタンストレーニングの効果は、性およびレジスタンストレーニングの種類によって調整されていた。
女子は男子に比べてトレーニングに関連したスポーツ特有の
パフォーマンスの向上が大きく、フリーウェイトを用いた
レジスタンストレーニングプログラムは筋力の向上に最も効果的であった。
主要なトレーニングパラメーターの用量反応関係から、
青少年コーチは身体的パフォーマンス指標を向上させるために、
より少ない反復回数とより高い強度のレジスタンストレーニングプログラムを
目指すべきであることが示唆された。

まとめ

子どもも大人も関係なく、
”フォームが出来ている事は大前提”です。

女子の方がパフォーマンス向上は、
基本的な筋肉の付きにくさなどの
生理的特徴差に由来するのかなと考えています。
男子は動かせば筋肉が付きやすいけど
女子は付きにくい分をRTで補えたみたいな感じですかね。

筋トレがいいのは論文などでも既知ではありますが、
現場などでは見ると筋トレも
スポーツコーチが教えています。
彼らはスポーツは教えれても、
筋トレは教えられないです。
畑違い、餅は餅屋というわけです。

スポーツも出来て筋トレも教えれる
万能な人はそうはいないですよ。
だって筋トレ専門にしている
パーソナルトレーナーですら教えれない人が多いのが現状ですからね。

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この記事を書いた人

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。