こんにちはTOMOAKIです。
2025年度の大会に向けて
オンラインコーチングの申し込みが
増えております。
先日は石川県からパーソナルに来てくださった方が
来年の大会に向けてコーチングの申し込みもされました。
大会選手の方は大会前になると
最終調整、ピークウィークの過ごし方を
模索される方も多いです。
そこで本記事では選手の特性が
ピークウィーク戦略に与える影響について
調査した論文を紹介していきます。
背景
フィジーク競技の選手は、
競技ごとの基準に基づいて審査されます。
大会直前の数日間において、
選手は外見を最大限に
引き立てるために栄養戦略を調整します。
この「ピークウィーク(PW)」戦略は
広く採用されているものの、
実験的な証拠は限られており、
戦略と選手の特性との関連性についても
十分には解明されていません。
本研究では、選手の特性がPW戦略に及ぼす影響、
戦略の期間、および炭水化物摂取量の範囲を分析しています。
方法
対象者は、過去5年間に大会に参加した
18歳以上の160名のフィジーク選手です。
58項目から成るアンケートを実施し、
選手の基本情報、採用したPW戦略、
炭水化物摂取量に関するデータを収集しました。
分析には、ロジスティック回帰や線形混合モデルを使用しました。
結果
- 選手の平均準備期間は20.35週、
平均体重減少は11.5kgでした。 - 男性のPW中の炭水化物摂取量は
最大489.63g/日(6.22g/kg)、
最小148.64g/日(1.94g/kg)で、
女性は最大266.73g/日(5.06g/kg)、
最小94.42g/日(1.81g/kg)でした。 - 最も一般的な戦略として、
炭水化物のバックロード(45%)および
水分負荷(40.6%)が挙げられます。 - PW戦略の期間としては7日間が最も多く、
全体の27.2%を占めました。 - 薬物使用者は水分制限を行う傾向が強く、
男性およびプロ選手はナトリウム負荷を
採用する割合が高いことが分かりました。
結論
PW戦略は選手の特性によって多様であり、
性別やプロフェッショナルレベルが
特定の戦略に影響を与える可能性があります。
一方で、炭水化物戦略や戦略期間に
特性との関連性は見られませんでした。
これらの戦略は高度に個別化されており、
さらなる研究による詳細な検証が求められます。
本研究は、フィジーク競技における
PW戦略に関する知見を深める一助となるものであり、
実務的な指針としての活用が期待されます。
最後に
減量期間は20週間、5ヶ月ほどで
減量幅は10kgちょいとのことです。
この数値はこれまで多くの選手を指導していても
おおよそ平均してこれくらいに収まる印象です。
減量期間に迷われている方は
参考にしてみても良いかもしれません。
また、以前レジェンドビルダーの方が
塩抜き、水抜きはステロイドやってる人の
調整法だからナチュラルは真似するべきではない!
とおっしゃていましたが
今回の調査で裏付けされたように思います。
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