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2025.05.11

ステロイドと攻撃性に関する研究

こんにちはTOMOAKIです。
Pubmedでボディビルに関する2025年の研究を見ていたところ
興味深い研究を見つけたので今回紹介していきます。

SNSでユーザー?と疑われている人が
アンチコメントと戦ってガチギレしてたり
かなり乱暴な暴言を吐いて炎上していた事例が過去にあり、
ステロイドを使うことで攻撃性が増す、
ロイドレイジなんて言われていたりしますが
実際のところどうなのでしょう?

研究内容

2025年にMedicina誌に掲載された研究では、
「アナボリックステロイド(AAS)の使用と
ナルシシズム(自己愛傾向)、攻撃性の関係性」
が調査されました。

参考文献:
Relationship Between Anabolic-Androgenic Steroid Use,
Aggression, and Narcissism in Male Bodybuilders

対象は3年以上ボディビルを継続している男性319名。
結果、AASを使用している人は、していない人に比べて
自己愛傾向と攻撃性のスコアが有意に高いことが明らかになりました。

さらに、使用頻度や使用期間が長いほど、
怒りや敵意といったサブスケールも高くなる傾向
が見られました。

ただし、AASの使用が性格を変えるのか、
もともとそういう傾向がある人が使うのか、
因果関係は明らかではありません。

まとめ

攻撃性がドーピングによって高まるのか
もともと攻撃性が高い人がドーピングする傾向にあるのか
因果関係は明らかではありませんが
なんらかの関係はあるようで
ロイドレイジもあながち間違ってはなさそうです。

筋トレ文化の一側面として、
考えさせられる内容ですね。

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TOMOAKI

パーソナルトレーナーでFLEXER COACHINGのメインコーチ。ブログでは主にオンラインコーチング上で得た知見のシェアや減量(ダイエット)、筋肥大に関する記事を執筆しています。

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