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2025.11.05

BIG3の回復の経過について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回はよく訓練された男性の場合、バックスクワット、ベンチプレス、
デッドリフトの回復の経過は同様であるかについての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究では、バックスクワット、ベンチプレス、デッドリフトにおける
レジスタンス運動セッション後の回復の経時変化を検討した。

12名の訓練を受けた男性(年齢24.5 ± 3.8歳、体重84.01 ± 15.44 kg、トレーニング歴7.1 ± 4.2歳)が、
スクワット、ベンチプレス、デッドリフトを連続して4セット、
1RM(1回最大重量)の80%の力で限界まで行った。
ベンチプレスは必ず2週目に実施し、スクワットとデッドリフトの
順序は1週目と3週目の間で調整した。

結果として、ほとんどの指標は、条件内で主要な時間効果を示したが、
条件間差は認められなかった。
平均収縮速度は、スクワット条件では最大72時間まで、
ベンチプレス条件では運動直後に減少したが、デッドリフト条件では低下しなかった。

遊離DNAの増加には、スクワットとベンチプレスで主要な時間効果が認められたが、
デッドリフトでは認められなかった。
さらに、運動直後の遊離DNAの増加は、3つの条件すべてにおいて
平均収縮速度の変化と直接関連していました。
これらの結果は、十分にトレーニングされた男性において、
ボリューム型トレーニング後のデッドリフトは、スクワットやベンチプレスよりも
筋肉の損傷と回復時間を大きくもたらさないことを示唆しています。
さらに、遊離DNAの急激な変化は、回復期間中のパフォーマンスを予測できる可能性があります。

参考文献Time course of recovery is similar for the back squat, bench press, and deadlift in well-trained males

まとめ

どっちみち回復の仕方には差がないみたいですね。
回復に時間がかかるように感じる人が多いのは動員される筋肉量の問題か
首周りの疲労もデッドが強いのでそこで体感が出るのかもしれませんね。

こういうトレーニング系の論文はフォーム次第で訳分からん結果にもなるので
論文あるからと盲信しないことが重要です。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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