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2025.11.25

テキストネックと頚部痛

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回はスマートフォン使用中の頸部屈曲姿勢は首の痛みの危険因子ではなかったが、
睡眠の質の低下と身体活動の不足は危険因子化についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究の目的は、心理社会的要因とライフスタイル要因の影響を考慮しながら、
テキストネック(TN)が首の痛みの危険因子であるかどうかを調査することです。

機関として、12ヶ月間の縦断的研究であった。
被験者は、首の痛み(NP)のない18歳から65歳までの男女457名のボランティアであった。

結果として、全体のうち396名(87 %)が1年間の追跡調査を完了した。
NPは40名(10 %)から報告された。
多重ロジスティック回帰分析の結果、TNはベースライン以降、
NPの可能性およびNPの頻度を増加させないことが示された。
しかし、睡眠の質が低いことおよび身体活動レベルが不十分であることはNPの可能性を増加させた。

結論として、スマートフォン使用中の頸屈曲姿勢は
NPまたはNPの頻度の危険因子ではなかったが、
睡眠の質の低下と身体活動レベルの不足は危険因子であった。

参考文献Cervical flexion posture during smartphone use was not a risk factor for neck pain, but low sleep quality and insufficient levels of physical activity were. A longitudinal investigation

まとめ

一時的な姿勢が原因ではなく、積み重ねの結果身体どのパターンを記憶しているかの方が問題ですね。
股関節でも脚を組んだら骨盤が歪むとかワケわからんこと言ってる人いますけど
もっと柔軟な思考がほしいところです。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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