2025.12.17
塩分を超積極的に摂っている事例

こんにちはTOMOAKIです。
大会選手の食事指導をしていると
1日あたり水分5L、塩分15gみたいに
かなり積極的に水分塩分を摂取されている方がおられます。
トレーニング中に汗をかくことで失われたものを補うためだったり、
トレーニング中に攣るのを防止するためだったり、
純粋に濃ゆい味付けが好きだったり、
有名選手がやってるのを真似してだったりと背景は人それぞれです。
以上のように塩分を増やしている理由はわかりますが
塩分が多すぎるのはリスクを孕んでいますので
摂取量を見直すことを推奨します。
塩分摂取と血圧
まず塩分摂取と切り離せないのが血圧です。
高血圧の方に減塩が重要なのは広く認知されていると思います。
塩分摂取の上限目安としては厚労省の定めるもので
成人男性で7.5g/日
成人女性で6.5g/日です。
今現在高血圧ではないとしても
上限目安を超過した塩分を慢性的に摂取することは
将来の高血圧やそれに関連する病気などリスクも上がることが考えられます。
浮腫む可能性あり
短期的には塩分摂取量が多いと浮腫む可能性も考えられます。
高齢男性を対象に日常の塩分摂取量と脚のむくみの関連を調べたところ、
塩分摂取が多いほどむくみの程度が強くなる傾向が認められたと報告しています。
参考文献:
Daily salt intake is associated with leg edema and nocturnal urinary volume in elderly men
またこちらの研究では実験的に塩分摂取量を増やした条件で、
体内の水分再吸収が促進される傾向があることを観察しています。
高い塩分摂取は、体の浸透圧や腎臓での塩分・水分処理に
影響を与える可能性があると示唆されています。
参考文献:
Increased salt consumption induces body water conservation and decreases fluid intake
まとめ
塩分摂取量が多いと将来の高血圧など健康面へのリスクだけでなく
短期的には水分をより一層含んでむくむ可能性も考えられます。
これまでのクライアント様で減量中なのにボヤッとむくんだり、
どうも体重の数値がなかなか動かなかったという方で
水分塩分の摂取量を抑えて見た目や体重の進みが
改善された事例も割とあります。
塩分の摂りすぎはデメリットが多いです。
注意していきましょう。
オンラインコーチング申し込み
オンラインコーチングは毎月数名限定で募集しております。
最近は来年の春〜夏の大会に向けての申し込みが増えてきました。
最初は独学でやってみて色々うまくいかなくなってから
自分では限界を感じたからと
コーチング申し込まれる方もおられますが
それまでの減量の悪影響や期間の短さなど
手遅れになることもあります。
減量初期からコーチングを受講される方の方が
大会時の完成度が断然高い傾向にあります。
コーチングを希望される方はこちらよりお問合せ下さい。





