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2025.12.30

関節炎における運動行動の予測因子

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は関節炎の成人における運動行動の予測因子としての
身体機能と疼痛についての論文を引用していこうと思います。

論文

この研究では様々な形態の関節炎を有する活動性の低い成人の多様なサンプルにおいて、
身体機能パフォーマンスと関節炎関連疼痛がセンサー評価による運動行動と
どのように関連しているかを調査する。

対象は電話による歩行介入を受けた関節炎の成人(n = 267、黒人60.0%、女性92.0%、64.1 ± 9.4歳)

結果として、6分間歩行テストのパフォーマンスが良いほど、
1週間あたりの中等度から高強度の身体活動が多いことが正の相関関係にあった。
6分間歩行テストのパフォーマンスが悪いことと疼痛が少ないことは、
1日の座位時間が長いことと相関していた。
30秒間椅子立ち上がりテストのパフォーマンスはどちらの運動行動とも有意な相関関係はなかった。

結論として、これらの知見は、関節炎を患う活動の少ない成人の
身体活動と座位行動を促進する上で、機能的持久力と疼痛管理が重要であることを強調している。
今後の公衆衛生介入では、これらの要素を強化して身体活動を効果的に促進し、
座位時間を短縮する戦略を優先すべきである。

参考文献Physical Function and Pain as Predictors of Movement Behaviors in Adults With Arthritis

まとめ

動かなければ痛みは増していく可能性が高いです。
ヒトの身体は分かりやすく使わない、いらない機能は消えていくので
動ける身体でいたいならば動けばいいだけです。
嫌なら動けなくなるだけなので仕方がないことですね。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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