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2025.08.02

なぜ空腹でないのに食べすぎてしまうのか

こんにちは、TOMOAKIです。
お腹が空いてないのになんか食べたくなって
たべちゃった!!
みたいなのは
多くの方が経験したことがあるかもしれません。

他にも別にお腹空いてないのに
ジャンクな食べ物のCMなど見たり
スーパーで派手なパッケージを見たり
して
ついつい買って食べてしまったなどなど。

今回紹介するのは、
このような快楽的空腹感と食物依存との関連
評価した2025年のメタ分析です。

論文の概要

参考文献:
Association between hedonic hunger and food addiction: A systematic review and meta-analysis

この研究は、観察研究(横断研究)7本・計2,518人分の
データをメタ分析したものです。

被験者はすべて健常な成人であり、
臨床疾患を有する集団は除かれています。

その結果、
快楽的空腹感が食物依存と中程度の正の相関があり
食物依存のリスク因子となる可能性が示唆されました。

結論として、食物依存への対策において快楽的空腹感を考慮すること
有効である可能性があります。

まとめ

今回の研究より食欲が止まらない、
つい食べてしまうといったあるあるな現象の裏には
単なる空腹ではなく、
報酬系や快楽による空腹感があることが示されています。

ダイエットがうまくいかない原因は意志の弱さだけではなく、
脳の報酬系の働きかけも多少なりともありそうですので
空腹でもないのにバクバク食べちゃう人は
その辺りへの対策も考えておくと良いかもしれません。

たとえば、視覚刺激を減らす(CMやSNS、爆食動画など)、
睡眠不足やストレスによって報酬系を活性化させない、
あらかじめ満足感の高い食事を選ぶ
といった対策が、
快楽的空腹感への対策となるかもです。

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TOMOAKI

パーソナルトレーナーでFLEXER COACHINGのメインコーチ。ブログでは主にオンラインコーチング上で得た知見のシェアや減量(ダイエット)、筋肥大に関する記事を執筆しています。

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