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2025.10.24

超加工食品とダイエット

こんにちはTOMOAKIです。
ダイエットにおいて超加工食品の頻度や量が多い
エネルギー摂取量が高まったり、
脂質や塩分が多くなりなかなか体重減少が
スムーズにいかない傾向がこれまでの指導経験の中であります。

過去にベーコンやウインナーなど毎朝食べてたなんて方もいますが
加工肉などは飽和脂肪酸やナトリウムが豊富で
二型糖尿病のリスクを上昇させたりと
あまり健康上メリットがありませんので日常は控えめにしておきたいところです。

さて、今回紹介する2024年の研究では
超加工食品は咀嚼回数の減少を伴って
エネルギー摂取量を増やし、体重増加を引き起こす
という
メカニズムを示唆しています。
詳しくみていきましょう。

参考文献:
Ultra-processed foods cause weight gain and increased energy intake associated with reduced chewing frequency: A randomized, open-label, crossover study

超加工食品と体重増加

東大病院で実施されたランダム化・非盲検クロスオーバー試験は、
過体重/肥満の日本人男性9名を対象に、
超加工食品(UPF)中心食と非UPF中心食を
各1週間(間に2週間のウォッシュアウト)摂取させ、
総エネルギー量と三大栄養素比は設計上そろえたうえで比較しました。

その結果、UPF期間は非UPF期間より体重が平均+1.1kg増え、
1日あたりの摂取エネルギーも+813.5kcal多く、
1kcal当たりの咀嚼回数は有意に少ない
ことが示されました(すべて有意)。

短期・小規模・男性のみという限界はあるものの、
「かみやすさ=食べやすさ」が過剰摂取を招き、
体重増につながるという因果的メカニズムの示唆として重要です。

まとめ

摂取エネルギー量などをこちらが設定しても
超加工食品が含まれてくると超過しがちというのは
指導していても非常に強く感じます。

超加工食品が多い方は、まずは頻度や量を減らして
その分、咀嚼を要する低加工の食品に置き換えるだけでも
自然に摂取エネルギー量を抑えやすいかもしれません。

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TOMOAKI

パーソナルトレーナーでFLEXER COACHINGのメインコーチ。ブログでは主にオンラインコーチング上で得た知見のシェアや減量(ダイエット)、筋肥大に関する記事を執筆しています。

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