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2025.11.15

徹夜が筋肉に与える影響は男性でより顕著

こんにちはTOMOAKIです。
睡眠不足は強烈なストレス、
コルチゾールの分泌量が増加して
筋肉を分解しちゃう、、、
みたいなイメージがあるかと思います。

実際のところどうなのでしょうか?
そこで今回は徹夜と筋タンパク質合成に関する研究を紹介していきます。

参考文献:
The effect of acute sleep deprivation on skeletal muscle protein synthesis and the hormonal environment

研究

この研究は、「完全徹夜がヒトの筋タンパク質合成を低下させる」という概念を
初めて実証することを目的としました。そのために、13名の若い男女が、
一晩の完全徹夜、あるいは通常どおり自宅で睡眠をとる条件のどちらかを経験しました。

翌日、同被験者の同化・分解ホルモンプロファイル、
筋タンパク質の部分合成率、
筋タンパク質代謝の指標を測定しました。

その結果、徹夜条件ではコルチゾール分泌が増加しており、
テストステロンおよび筋タンパク質の部分合成率が低下する傾向
が確認されました。

一方、筋タンパク質の分解マーカーには変化が見られませんでした。

男女別に行った追加解析では、
徹夜による筋タンパク質部分合成率低下の傾向は男性で顕著であり、
これはテストステロンの影響を受けている可能性が示唆されました。

まとめると、一晩の完全徹夜であっても、
同化ホルモンと分解ホルモンのバランスが乱れ、
筋タンパク質合成が低下する方向へ作用することが示されました。
これらの結果は、睡眠不足と筋肉の健康の間に直接的な関係が
存在する可能性を示しており、その影響は性差によって異なる可能性もあります。

まとめ

徹夜=筋肉が分解されるというのは少し誤解であるようで
実際の徹夜の問題点は筋肉が分解されるというより、
筋肉の合成率が落ちるということのようです。

特に男性で顕著な低下率を示したため
筋肉を育てたい男性はより一層気をつけたいところですね。

筋肉を育てるためにはやはり
筋トレ・栄養・睡眠の三本柱が重要です。

徹夜明けや寝不足ではトレーニングはおろか
仕事のパフォーマンスもままならないと思います。

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TOMOAKI

パーソナルトレーナーでFLEXER COACHINGのメインコーチ。ブログでは主にオンラインコーチング上で得た知見のシェアや減量(ダイエット)、筋肥大に関する記事を執筆しています。

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