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2025.11.16

カーフの筋肥大戦略

こんにちはTOMOAKIです。
ボディビル競技では大きく発達したカーフ(ふくらはぎ)は
迫力があって下半身の完成度を高めてくれると考え
大会後から脚トレの締めはカーフを鍛えるようにしています。

なかなか大きくならないカーフです。。。
私のようにカーフを育てたいと考えている方も多いかと思います。

そこで今回はカーフレイズをしっかり踵をあげきるところまで動作できなくなった限界状態から
追加でボトムのストレッチ部分の可動だけ動かす
ことで
より一層の筋肥大が狙えるのか?ということを調べた研究を紹介します。

参考文献:
Resistance training beyond momentary failure: the effects of past-failure partials on muscle hypertrophy in the gastrocnemius

カーフレイズの研究

この研究ではスミスマシンのカーフレイズを用いて
「限界に達した後に、さらに部分可動域のレップを追加すると筋肥大は増えるのか?」
を検証した2025年の研究です。

23名の未経験男性を対象に、右足と左足で異なるやり方を10週間比較しています。

・通常の限界:つま先を伸ばし切る位置で失敗したら終了
・失敗後に部分レップを追加:失敗後も“ストレッチ側の可動域”で部分レップを継続

結果として、筋肥大は通常失敗+6.7%に対し、
失敗後の部分レップは+9.6%と、約43%も相対的に増加
しました。

部分レップを追加した側は
総負荷量が約1.8倍になっており、
これが筋肥大の差に影響したと考えられています。

「フル可動域で限界到達後にストレッチ側のみのパーシャルレップを追加」の戦略は、
少なくともカーフでは有効な可能性があります。

まとめ

パーシャルレップて追加した方が筋肥大効果が高かったという今回の結果は、
限界到達後の部分レップにより総負荷量が大幅に増えたことや、
ストレッチ側での刺激が増加したことが要因と考えられますとあります。
筋肥大においてはやはり総負荷量はかなり重要な因子ですね!

対象は未経験者だったり部位はカーフになるので
万人に、そして他の部位にそのまま応用できるかは不明ですが
カーフの発達の停滞に悩む場合、
フル可動域限界まで追い込んだ後に伸ばした位置でパーシャルレップを数回追加する
というシンプルな工夫で刺激を高められる可能性があります。

かなり痛くて不快感がありますが試す価値はあるかなと思います。

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TOMOAKI

パーソナルトレーナーでFLEXER COACHINGのメインコーチ。ブログでは主にオンラインコーチング上で得た知見のシェアや減量(ダイエット)、筋肥大に関する記事を執筆しています。

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