2025.12.27
ダイエット情報に振り回されないための考え方

こんにちはTOMOAKIです。
ここまでの記事で、
・食べ物に関する誤解
・行動に関する誤解
・数字や体重に関する誤解
を整理してきました。
ここまで読むと、こんな気持ちになる方も多いと思います。
「じゃあ結局、何を信じればいいんだろう?」と。
今回は、特定の方法論ではなく、
ダイエット情報とどう向き合えばいいか
私なりの考え方について紹介します。
なぜダイエット情報は混乱しやすいのか
ダイエット情報がややこしく感じる一番の理由は、
間違った情報が多いからというよりも、
前提条件が書かれていない情報が多いからだと感じています。
また専門家の意見では色々な前提条件や可能性なども含まれて
断言はしていなかったり、その辺りの説明もあるのでその分文章が長かったりと
シンプルではないため小難しく感じ
前提条件のない〇〇は避けて!などのわかりやすいものが
SNS等ではより目立つのかなと考えます。
例えば、
・どんな生活をしている人向けなのか
・どれくらいの期間の話なのか
・どんな体格・経験の人の事例なのか
・血液検査の結果や疾患はどうなのか
こうした背景が抜け落ちたまま、
「○○で痩せた」「○○はNG」「病院の先生から〇〇は避けてと言われた」といった形で
結果だけが切り取られて広まっていることが多くあるように思います。
それをそのまま自分に当てはめてしまうと、
ズレが生じるのは自然なことです。
「正しそう」に見える情報ほど注意が必要な理由
ダイエット情報で厄介なのは、
完全な嘘ではないものが多いという点です。
一部の人には合っていた
短期間では結果が出た
条件付きでは成立する
こうした情報が、
あたかも「誰にでも当てはまる正解」のように語られます。
その結果、
「自分にはうまくいかない」
「自分はやっぱり意志が弱いのかも」
「自分は痩せにくい体質かもしれない」
と感じてしまう方が出てきます。
でもそれは、
条件が違ったり、方法が合っていないかっただけ
というケースがほとんどです。
信じる・信じないを分ける一つの視点
個人的に意識しているのは、
「それはどんな人(元データ)に基づく話かが分かるかどうか」です。
厚生労働省の出しているガイドラインなのか
それともダイエット経験をもとに話しているのか
論文などから引用しているのかなどなど。
科学が全てではないですが、そのダイエット情報が
論文・研究などで支持されているかどうか、
(中でもメタ分析やシステマティックレビューなどエビデンスレベルが高いものだと良き)
それらの引用元が明記されているかどうかは重要だと考えます。
こうした情報が見えないまま語られている内容は、
参考にはなっても、そのまま真似するものではなく
サンプル数1の実体験レベルと考えるようにしています。
まとめ
ダイエットは、
「これさえやればOK」という正解を探す簡単な作業ではなく、
今の自分に合う形を少しずつ調整していく作業だと感じています。
情報は参考にするものであって
振り回されるものではありません。
前提条件や元となる情報源などについても一緒に見てあげると
ダイエット情報の真偽が少し見えてくるのかなと思います。




