最近あったよくない話

パーソナルトレーナーの亀山です。
みなさまは普段トレーニングをしている際の
重量設定はどのように決めています?
メモ帳に重量、回数、セットを
綺麗にメモしている人もいれば、
その日の気分でなんとなくの設定でやる人もいます。
この重量設定はトレーニングをしていく上で、
とても重要なモノになってきます

ここを不適当に行えば、
筋肉が成長しなくなったり、
怪我をしてしまったりします

フリーウェイトで行うならば、無理な重量なら
落としたりすれば上手く逃げれますし、
そもそも無理な重量の場合スタートポジションに
持っていけないですかね。
ただ、これがマシンの場合は少し変わってきます。
軌道が作られている以上、
体を逃がさなければいけませんが、
マシンに乗った状態では、そんなに動けません。
また、スタートポジションをミスり、
高重量の負荷をいきなり乗せれば、
簡単に怪我をしてしまったりします。

ちなみに私は気分というか体調で決めます。
メモするのがめんどくさいので。

よくない話

当ジムにいるお客様で、市内のとあるパーソナルジムにて
トレーニングの度に肩が変に痛くなることがあり、
気にはなってはいたそうです

ただ、性格上あまり言えなかったそうですが、
ついには肩を本気で痛めてしまい、退会したそうです。
チェストプレスマシンは適切なシート高などを
設定しないとスタートポジションで肩に
負荷を乗せるマシンがあります。
マシンによってはそもそも肩に
乗る構造のマシンもあります。
その肩に変に乗る状態で、
高重量が乗ってくるとどうなるか?
確実に怪我をします。
体が固い人ならば炎症系ならまだマシ。
断裂や関節唇損傷なども有り得ますからね。

これは痛みについて言わなかったお客さんが悪いですか?

答えはNoです。

プロと自称しているならば、
それ相応の知識と状況判断能力が必要かと思います。
まして、肩内旋、過度な重量設定は
最低限知識があれば見逃すはずもないですし、
そもそもトレーニング前に身体の調子を
聞けば良かっただけです。

ではこのように怪我をしてしまったらどうなるか?
まず、受傷部位が治まるまでは、
そこに負荷を掛けないようにします。
故に出来ないトレーニングがあるわけです。
筋肉を付けるために、トレーニングをしているのに、
怪我をしてしまったら、そのトレーニングが出来なくなります。
トレーニングが出来なければ筋肉も衰えもしますし、
受傷部位を庇う形で元の動きとも変わります。
もちろん、受傷中に動かさなさ過ぎて固まるも原因になり得ます。
怪我をするということ筋肉の成長において、
ただの遠回り以外の何者でもありません。

まして、運動初心者ならば、運動が嫌になり、
運動から完全に離れる要因にもなります。

トレーニングのやり方が分からないというのは
初心者では仕方が無いことだとは思います。
正しい動きなのか、そうじゃないのか。
ある程度は経験で分かっていくものなので、
そこがまだ未熟なうちは、
”痛み”に対しては少し敏感になっていただきたいです

筋肉の疲労的な痛みはいいですが、
なんか嫌な痛み、感覚は良くないと思ってください。
パーソナルトレーナーに教えてもらったとかは
関係なく自身の感覚を信じてください。
当ジムにはパーソナルトレーナーの指導を
信じたが故に怪我をした人が
何人も来ていますので。

まとめ

過去にトレーニング初心者のよくある間違えを
記事にしていますので、暇な時間があれば
そちらにも目を通してみてください。

トレーニング初心者向け記事一覧


この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。