単関節運動の必要性

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、単関節運動の必要性について
論文を引用し、記事にしていこうと思います。

論文

最近のデータでは、初心者から上級者までの
レジスタンストレーニング(RT)においての成果を
最大限に高めるためには、
単関節運動は不要であることが示唆されています。
しかし、まだ研究結果としての一貫性は無く、
論争を生じているのが現状です。
本研究の目的は、
片側ダンベルロー(DR)と片側バイセプスカール(BC)の
RTが筋力と肘関節屈筋の厚さ(MT)に及ぼす影響を比較したものである。

訓練を受けていない男性10名を対象に、
8週間の肘関節屈筋のRTプログラムを実施し、
片方の腕でDR、もう片方の腕でBCを実施した。
トレーニング前のMTを超音波法(US)を用いて測定し、
筋力は10回反復最大値テスト(10RM)を用いて測定した。
単関節運動のBCでは、8週間のRT後に、
多関節運動であるDRより肘関節屈筋の肥大度が大きかった

・肘関節屈筋の肥大率(BC11.06%:DR5.16%)
10RMの向上は、BCではBCが高く、。
DRではDRが高くなった


単関節運動は多関節運動に比べて、
8週間のRT後に肘関節屈筋の肥大度が高く、
RT運動の特異性に応じて筋力の改善度が高かった。
したがって、肘関節屈筋の肥大に対するRT処方では
BCなどの単関節運動を重視すべきである。

まとめ

そもそもDRは背中の種目です。
BCは腕の種目です。
はい。

引き方、活動電位などを完全に揃えて、
多関節運動と単関節運動を比較できれば、
本当の答えは分かると思います。
この研究では、正直分からないです。

論文がある=答えではないです。
それを踏まえれ論文は読まないといけません。
条件を一つ変えれば答えは変わりますし、
10人程度だと参考にするにしても、
弱すぎるかなと思います。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。