2型糖尿病に関するガイドライン

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、2型糖尿病患者における研究を
まとめたものを紹介していきます。

リンク

コンセンサスステートメントと推奨事項

  • 定期的な有酸素運動トレーニングは、2型糖尿病(T2D)の成人の血糖管理を改善し、
    1日の高血糖の時間が短くなり、全体の血糖値(A1Cで測定)が0.5~0.7%減少する。
  • 高強度のレジスタンス運動トレーニングは、低~中強度のレジスタンストレーニングよりも、
    全体的なグルコース管理とインスリンレベルの減衰という点で、より大きな有益な効果を発揮する。
  • 運動強度や種類に関係なく、食後のエネルギー消費量が多いほど血糖値は低下し、
    45分以上の運動時間が最も安定した効果をもたらす。
    特に、インスリン抵抗性があり肥満度の高い人は、
    座位を解消するために一日を通して少量の運動をすることで、
    食後のグルコースとインスリンの値がわずかに減少する。
  • A1C、血中脂質、血圧に有益な効果をもたらすには、(食事と運動によるライフスタイルの変化によって)
    5%以上の体重減少が必要であるようである。
  • 2型糖尿病患者の内臓脂肪を減少させるためには、
    週4~5日の適度な運動量(~500 kcal)が必要である。
  • 青少年の2型糖尿病患者において、集中的な生活習慣への介入とメトホルミンの併用は、
    血糖管理においてメトホルミン単独より優れているとは言えない。
  • 限られたデータにもかかわらず、2型糖尿病の若者や青年は、
    一般集団の若者に設定されたのと同じ身体活動(PA)目標を達成することが推奨される。
  • 糖尿病の有無にかかわらず、妊婦は週のうちほとんど毎日、
    少なくとも20~30分の中強度の運動に参加すべきである。
  • インスリンまたはインスリン分泌促進薬を使用している
    2型糖尿病患者は、運動中および運動後の低血糖を防ぐために、
    必要に応じて炭水化物を補う(または可能であればインスリンを減らす)ことが勧められる。
  • 肥満手術の前に運動プログラムに参加することは、
    手術の成果を高める可能性があり、手術後、参加することでさらなる効果が期待できる。

T2Dの予防
米国の糖尿病予防プログラム(DPP)多施設共同試験では、
適度な(5%〜7%)体重減少を目標にILSを実施し、
体重が1kg減少するごとにT2Dリスクが16%減少するという重要な観察結果が得られた。
最初の1年間に7%の減量目標を達成できなかった人でも、
PA目標を達成した人は、わずかな体重減少(-2.9kg)とは無関係に、
糖尿病発症を44%減少させた。
PAはすべての参加者でT2D発症と逆相関していた。
重要なことは、ベースラインのPAが低い活動的な参加者では
T2Dの予防が強化され、中強度の歩行(約18.2km-wk-1)は
体重を2kg減らすだけで経口耐糖能を改善したことだ。
全体として、T2D発症のリスクが高く、当初PAレベルが低い人は、
体重減少を最小限に抑えた中強度のウォーキングやその他の運動から最も恩恵を受ける。

結論、計画的な運動に限らず、様々な種類の運動は、
成人における柔軟性およびバランス運動を含め、
あらゆる年齢のT2D患者の健康および血糖管理を大いに向上させることが可能である。
アメリカ人のための身体活動に関する最新のガイドラインは、
いくつかの例外や修正を除き、若者を含むほとんどの糖尿病患者に適用可能である。
すべての人は、定期的な身体活動を行い、座りっぱなしの時間を減らし、
座っている時間を割いて頻繁に活動する必要があります。
健康上の合併症がある場合でも、安全で効果的な運動は可能であり、
肥満手術の前後に行う運動トレーニングは正当化され、
その健康上の利点を高める可能性がある。

まとめ

2021年のデータでは世界中で
糖尿病患者の数は5億3700万人、
成人の10人に1人の割合まで高くなってきています。
日本での糖尿病有病者数は1100万人と
推定されるほど数が多いです。
割と身近な病気です。
論文では引用していない部分でもっと詳しく書いてあります。
気になる人はご自身で見てみてください。
もしくは、糖尿病ネットワークというサイトでも
色々詳しく載っています。医療費までも。

GLP-1ダイエットただのバカ。

過去おすすめ記事
・Cochran reviewにて腰痛に対する運動

この記事を書いた人

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。