何故似非科学人とは会話が成立しないのか?

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、トレーニング界隈にも大量にいる
似非科学人たちと会話をする際、
何故会話が上手くいかないのか
その疑問についてカール・ポパーの考えをもとに
考えていこうと思います。

これは過去に起きたトラブルです。
個人的考えとしてトレーナーである以上、
根拠を基に理論、理屈などを説明しなければいけないと思っています。
ただ、知識的に偏りがあるクライアントには、
1~10まで、順序立て解説をし、
理解してもらえるように努めています。
その際に言われた言葉である。

「理屈があるから神経伝達を邪魔している」

Why?

この方は別のトレーナーのトンデモ理論系が
頭に入った状態で当ジムのお客さんになった方です。
なので、1~10までを説明しても、
前提にあるトンデモ理論に引っ張られ、
且つ自分の感覚を過信し過ぎるが故に
理論を説明しても理解する気もなく、
逆にこちらが間違っていると主張してきました。
そもそも神経伝達などの神経系は難しいので、
理解できている人ならば、
そんな発言が出ないため、
トンデモ理論である事は間違いないです。

ポパーにおける科学の定義は
反証可能性によって科学と非科学は「区別」されるです。
一般に、「科学理論(仮説)は実験によって検証できなくてはならない」となっている。
実験によって確かめることができないのであれば、
それは「科学」の名にあたいしない、というのは説得力のある言明です。
教科書などにある相対性理論や万有引力なども
仮説から検証され、立証されれば正しいとされます。

これは宗教などにも当て嵌めれます。
例え話としてある宗教家が登場して周囲の人々に自分の「教義」を布教しはじめます。
最初のうち、人々は宗教家の言うことを懐疑の目で見ていますが、
その宗教家の”予言”が実際に現実のものとなったとしましょう。
すると”予言”が当たったと感じて入信者も出てくることでしょう。
ただ、一度で皆が信じるわけではないです。
この宗教家の”予言”が何度もたてつづけに当たったとしたら、
より大勢の人が入信し、宗教家の予言が当たるに違いないと考えはじめることでしょう。
宗教も科学と同様、「検証」されてゆくものです。

しかし、カール・ポパーによれば、
科学と宗教の間には決定的な差があるというのです。
それが「反証可能性」です。

誰かが実験精度を上げて、再度実験してみた結果、
理論の予測とのズレが検出されたとしたら、
科学は「潔く」その結果を受け入れるのです。
実験精度が上がって、反証されたならば、
その理論は間違えを受け入れなくてはなりません。
それが科学を科学たらしめている規範なのです。
それに対して、宗教の場合、反証は容易ではありません。
実験データなどの誰が見ても同じもの、
データはなく、それぞれの思考や感じ方などで
”検証”されているものの違いです。

すなわち、科学は反証を受け入れるシステムであるのに対して、
非科学は必ずしも反証を受け入れるシステムになっていない
という事です。
反証を受け入れないのだから会話が成立する訳が無いのです。

今回、宗教という言葉を使いましたが、
これは別の言葉に置き換えてみてください。
似非科学を妄信する人、
神経伝達操作系トレーナー、
3分間筋トレ、900㎉ダイエット、
断食、酵素、ウエストを細くするウェストシェイパー。
どれも同じです。
科学的根拠もなく、妄信し反証を受け入れない。
一緒です。嫌いです。

どこどこの選手が使ってたから効果がある。
有名な選手が紹介してるから間違いがない。
こんなのどう考えたって、
宗教の類と変わらないと思います。
E-ルチン然り。

だからこそ、今後この類の
お客さんは受け入れない方向で行こうって
キレた近藤氏が言ってました。

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この記事を書いた人

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。