大臀筋と広背筋を繋げる胸腰筋膜について

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は大臀筋と広背筋の胸腰筋膜の連結についての
論文を引用していこうと思います。

最近の私の謎は
”大臀筋の収縮が胸腰筋膜を介して広背筋を使いやすくする”
”懸垂時、筋膜連結があるから大臀筋・ハムストリングスに力を入れるべき”という
考え方に対して疑問を抱いています。

その内容の書籍における記載も、
論文も私は全然見つけることが出来ません。
ただのフリーボディダイアグラムだったら本当に何の意味もないです。
小指で握ると神経支配で広背筋に効くぐらいの出鱈目理論で意味が無いです。

広背筋(LD)および大殿筋(GMax)と胸腰筋膜(TLF)の間には、
広範囲な結合が存在するため、筋膜を介した力の伝達経路の可能性が示唆された。
本研究は、筋筋膜の力伝達経路の可能性を示す実証的な証拠を提供するために企画され、
筋筋膜を介した筋膜力伝達の実証的な証拠を提供することを目的とした。
この目的を達成するために、LDを能動的あるいは受動的に緊張させることで、
対側GMaxの受動的緊張が増加するかどうかを、TFLの変化で評価した。

結果は、力がLDからGMaxに力が伝わるという結果は、
生体内における筋膜の力伝達の存在を支持するものである。

具体的には、LDの伸縮により股関節の関節安静位(RP)が側方回旋の方向にシフトし
股関節RPは側方回旋が大きくなり、LDの収縮は受動的な股関節の硬さを全体的に増加させた。

本研究では、股関節のRPおよび受動的な硬さが、
伸展により影響を受けることを明らかにし

力の伝達経路を正確に描くことはできなかったが
LDとGMaxの間の解剖学的接続から、
TLFが力の伝達を担っている可能性が高いことが示唆された。

論文通りであれば力の伝達に胸腰筋膜は関与している事が伺えます。
ただ、広背筋の筋力が上がるなどではなく、力の伝達です。
デッドリフトがわかりやすいですかね。
広背筋、大臀筋拮抗するように胸腰筋膜を
伸張させることで100kg以上の重さにも耐えれるようになります。
床反力などは力の伝達など分かりやすいですね。

では懸垂は力の伝達をするような種目なのか?
私は違うと思います。
そもそも何の力を股関節から広背筋に伝えているのかが分かりません。
広背筋を鍛えるために行う以上は、
広背筋の可動域が必要になります。
大臀筋に収縮をかけて、骨盤前傾。
大臀筋に収縮をかけて胸腰筋膜を介して広背筋の緊張。
どちらも広背筋の可動域を制限する様な動きです。


胸腰筋膜は懸垂をすると見える。

ただ腰を反っているだけです。

広背筋と大殿筋は連結があるから効率的。
何が効率的なのか。
広背筋自体の筋力的な変化なのか。
それとも重心の変化における物理的な重量の変化なのか。

脚を組んで行うと背中に効きやすい。
骨盤前傾、腰椎前弯(伸展)。
その状態で広背筋の可動は出ているのか?
腰椎伸展の収縮部位を広背筋下部と勘違いしているのでは?
三角筋後部などの収縮感が出やすい部位に逃がしているだけでは?

謎ばかり。よく分からないです。

まとめ

私は根拠を知りたいだけです。

回数が出来るようになるから。
効いた感じがするから。
海外の選手など皆やっているから。

こんな理由クソくらえです。


広背筋への刺激は、脊柱と上腕骨の長さにかなり影響を受けます。
だからこそ感覚の部分などはいらないです。
腰を反ろうとも広背筋中部までしっかり刺激入る人もいれば、
上部しか刺激が入らない人もいます。
だからこそ出鱈目な通説や感覚論だけの話はいらないです。
構造的に知りたいだけです。

今とあるトレーナーの方が過去に見たことがあるとのことで、
探してくれいるそうです。ありがとうございます。
結果、論文見つけたら大殿筋収縮最高!ってブログ書きます。

過去おすすめ記事
懸垂のやり方・最終的な最適解

この記事を書いた人

KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。