三角筋に対する4つの種目の比較研究

こんにちはTOMOAKIです。
今日は肩関節に関わる
人気な4つの種目において
三角筋前、中、後部の
筋活動を調べた研究を紹介します。

肩トレの種目選択の参考にしてみてください。

過去記事:サイドレイズ、様々な手の向きよる筋肉への刺激

研究紹介

本研究の目的は、ベンチプレス、
ダンベルフライ、ショルダープレス、
ラテラルレイズ運動における
三角筋前部、中部、後部の筋活動を
比較することであった。

筋力トレーニングの経験がある男性13名が、
この研究に志願した。

三角筋前部については、
ショルダープレス(MVIC33.3%)が
他のエクササイズと比較して
有意に高い活性化レベルを示しました。

また、ベンチプレス(21.4%MVIC)、
ラテラルレイズ(21.2%MVIC)、
ダンベルフライ(18.8%MVIC)では
有意差は認められませんでした。

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図1.三角筋前部

三角筋中部については、
ラテラルレイズ(30.3%MVIC)と
ショルダープレス(27.9%MVIC)が、
ベンチプレス(5%MVIC)と
ダンベルフライ(3.4%MVIC)よりも
有意に高い活動レベルを示しました。

そのほか、ベンチプレスとダンベルフライの
間には有意な差は見られなかった。

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図2.三角筋中部

三角筋後部については、
ラテラルレイズ(24%MVIC)が
他のエクササイズと比較して、
有意に高い活性化レベルを示しました。

三角筋後部については、
ショルダープレス(11.4%MVIC)が
ベンチプレス(3.5%MVIC)、
ダンベルフライ(2.5%MVIC)よりも
有意に高い活性を示した。

さらに、ベンチプレスとダンベルフライの間には、
有意な差は見られなかった。

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図3.三角筋後部

結論として、ショルダープレスと
ラテラルレイズのエクササイズは

ベンチプレスとダンベルフライの
エクササイズと比較して、
三角筋前部と三角筋中部の
筋の活性化が高いことが示された。

まとめ

ベンチでも三角筋前部に
刺激が入りますが、
肩を育てたいのなら
やはりショルダープレスで
ガッツリ三角筋を刺激した方が
効果的です。

またショルダープレスは
三角筋中部にも刺激が入るため(図2)
肩トレではかなり優先度高い
外せない種目かなと思います。

最後に肩の種目はやりすぎても
ベンチプレス(三角筋前部)などに
影響したりするので
1週間のルーティンを組む上では
疲労などを考慮して、
バランスよく構成したいものです。

この記事を書いた人

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TOMOAKI

2021年度JBBFジャパンオープンクラシックフィジーク168cm以下級準優勝など数多くのコンテストで優れた成績を残し続けており、2022年度から正式にmaison de FLEXER所属のパーソナルトレーナーとして指導中。KONDOやKAMEYAMAより常日頃から様々な知識を供給されそれを活かしてオンラインコーチングで月当たり約30名を指導している。