2025.06.16
オフィスワーカーと筋トレについて

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は座りっぱなしのオフィスワーカーの筋骨格、代謝、精神的健康に対する
レジスタンストレーニングについての論文を引用していこうと思います。
論文
この研究では、座りっぱなしのオフィスワーカーの健康リスク軽減における
レジスタンストレーニング(RT)の有効性に関する新たなエビデンスを整理すること。
16件がメタ解析に含まれた。
結果として、頚部、背部不快感、痛覚過敏はわずかに減少し、
筋不快感には緩やかな効果が認められた。
背部伸展筋力、頚部伸展筋力、肩関節筋力、手指握力にはわずかな改善が見られたが、
代謝リスク変数(体脂肪率、ウエストヒップ比、BMI、有酸素運動能力、収縮期血圧)にはRTプログラムによる変化は見られなかった。
酸化ストレス、炎症マーカー、血管機能、メンタルヘルスのアウトカム
労働能力に対するRTプログラムの保護効果は、まだ明らかにされていない。
RTを連続的または断続的に実施することで、オフィスワーカーの筋力を改善し、
筋肉不快感を軽減し、心代謝系の健康リスクには変化がないことを示した。
しかし、バイアスのリスクが高く、一貫性がなく、不正確で、
出版バイアスが高いため、エビデンスの確実性は非常に低く、
結果の一般化が困難であることがわかった。
効果推定値がやや不確実であるため、この知見は慎重に解釈されるべきである。
今後の研究により、これらの推定値の信頼性に大きな影響を与える可能性が高く、
結果が大幅に変更される可能性がある。
まとめ
論文の怖いところはこういう論文の一部を切り抜いて
レジスタンストレーニング、筋トレは効果がないんだという輩がいるところですね。
こういう結果もありますよぐらいで基本読みまくっていくのがいいと思います。
ちなみにこの論文の筋力については12週間とかの
短い期間の結果になりますので、うん、そうだねって感じです。
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