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2025.07.22

暑熱化の運動

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は暑い中での連続した数日間にわたる反復運動による熱中症の悪化についての論文を引用していこうと思います。

論文

暑熱環境下での運動セッションは、同一日や連続した日の
その後の運動セッションにおいて、熱的負担を増加させる可能性がある。
そこで本研究では、暑熱環境下での中等度~高強度の間欠的運動が、
その後の運動に及ぼす持続的な生理的負担を明らかにすることを目的とした。

健康でレクリエーションに積極的な男性17名(年齢:22±3歳、最大酸素消費量:54.6±5.3mLkg-1min-1)を対象に、
40℃、相対湿度40%の環境下で、1日に2時間の休息を挟んで2回の中高強度の有酸素運動を間欠的に行い、
その24時間後に1回のセッションを行った。
心拍数、直腸温、熱ストレス知覚、環境症状が評価された。

結果として、参加者の100%、35%、71%が、それぞれ1回目の運動セッション、2回目の運動セッション、
翌日の運動セッションでフル運動プロトコルを完了した。
運動中の心拍数および直腸温は、それぞれ1回目の同じ運動セッション(180±17bpm、38.41±0.52℃)よりも
2回目の運動セッション(189±11bpm、38.80±0.47℃)の方が高かった。
運動直後の心拍数、直腸温、口渇、温熱感覚、疲労感、労作感は、
2回目の運動セッションおよび翌日の運動セッションでは
1回目の運動セッションよりも運動時間が短かったにもかかわらず、運動セッション間で同程度であった

結論として、暑熱下での中等度の高強度間欠運動は、
同日の2回目の運動セッションおよび翌日の運動において、より大きな熱負荷をもたらした。

参考文献:Exacerbated heat strain during consecutive days of repeated exercise sessions in heat

まとめ

暑くなった時、運動パフォーマンスは下がります。
とはいえ運動パフォーマンスを下げたくない場合は
暑い環境で動いたり慣れることが出来ればいいんです。

私は絶対できないですけど。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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