ベントオーバーロウ

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
ベントオーバーロウをご存知でしょうか?
ローイング動作において
最も優秀な種目です。
そして、背中のトレーニングにおいて
最も難しい種目とも考えています

はっきり言ってデッドリフトよりも難しいです。
過去にこちらの記事で(※1
ベントオーバーロウについて軽く触れましたが、
今回はより詳しく記事にしていこうと思います。

ベントオーバーロウの魅力

何といっても重量
身体の連動も使うことで
広背筋の種目において最も重量が
扱えるようになります。
大胸筋におけるベンチプレスのように、
広背筋においてはベントオーバーロウ

たまに、ベンチプレスなどのような
大きな種目を避ける人たちがいますが、
しんどいことを避けては筋肉は育ちにくいです。

よくある間違え

前記事にも一部書いた事ですが、
今回はそれも踏まえて幾つか上げていきます。

上体を起こし過ぎる
これは前記事にも挙げた通り、広背筋ではない負荷になります。

引く位置が高くなってしまっている
この理由は大きく二つ。腕で引いているか、僧帽筋で引いているか。

上体を倒し過ぎる
ベントオーバーロウはヒンジ動作を行います。
倒し過ぎた場合は、ヒンジを掛けることが出来ず、
腰に負荷を乗せます

決してハムが伸びていればいいわけではないです。

視線を上げる
視線を上げるという事は、頸椎伸展も入ります。
運動連鎖において、腰を反り、上体が起き上がります。

足幅を広くする
足幅を広くすると、背中を反りやすくなるのと、
支持基底面の関係で、上体が起き、
僧帽筋を使いやすくなります。

ベントオーバーロウの種類

個人的にはベントオーバーロウは目的によって
動作方法が変わります。
私は重力式慣性式という方法を行っています。

・重力式
目的は重量を扱う事
重力式は負荷を掛けてくるのが重力。
至って普通のレジスタンストレーニングです。
ワンハンドローイングなどでよくある、
肩関節を軸に行う円軌道ではなく、
体を前後に身体を動かすことで、
極力真っすぐ引くような形です

軌道がシンプルな直線運動を
意識するため、重量を扱うことが出来ます。

・慣性式
目的は広背筋のストレッチ
勢いよく、ヒンジを動作を掛ける事で
慣性力でバーベルが前方に移動し、
広背筋にストレッチを掛けるやり方です。
こちらは、肩関節を軸に円軌道になります
重心の取り方、勢いがあるヒンジ動作など、
かなりの難易度を必要としますが、
ストレッチが強いやり方になります。

一般的なベントオーバーロウの方法を、
突き詰めていくと、大きくこの二つになるかなと考えています。

まとめ

ベントオーバーロウはハムのトレーニング。
異論は認めます。
私はベントのあとはハムに筋肉痛が来ます。
なので避けられる種目。

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。