トレーニング初心者にありがちなエラー3

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。

さて、普段トレーニングしている人に質問です。
今やっている種目の意味、目的、
そしてなぜそのフォームなのかを
理解しているでしょうか?

どの種目にも軌道や手幅、足幅などの
さまざまな要素を組み合わせて、
一つの種目として完成します。
どこか一個所でもズレがあれば、
種目の目的とは離れてしまいます

SNSなどで様々な投稿を見ていると、
見様見真似で、何をしたいのか
謎の場合があります。
SNSやyoutube上の動画を見ながら、
解剖学を勉強し、頭で理解しながら
トレーニングをしている方もいます。
ただし、他の人は出来てもあなたには
出来ない場合もあります。
骨格、柔軟性の違いから適切に動作が
行えない、よくあることです。
他にも解説が足りないがゆえに、
なんとなくで真似するしかない場合がほとんどです。
なので今回は、「トレーニング初心者にありがちなエラー3」
をご紹介します。

エラー1と2は下にリンクを貼っておきます。

インクラインプレス

これは見ていると謎の動きをしている人がいます。
大胸筋上部を狙ってやる種目ですが、
肩が主動筋になっている場合があります
三角筋前部繊維(三角筋鎖骨付着部)と
大胸筋上部は筋走行も似ているため、
勘違いを起こしやすいです。
下ろした位置でしっかりと大胸筋上部に
感覚が有るのか意識してみてください。
よくある間違いとしての下ろす位置は、
脇が開きすぎな位置です。

もう一つは、シートをインクラインにしているのに
腰を反り過ぎて、フラットになっている人です。

(上部狙いなのに中部が主動筋)
これに関して、ただ上げる事しか考えていない人がよくなります。
重い物持ってる俺カッコいいの見栄っ張りもいます。

ダンベルの下ろす位置、軌道、
そして腰を反らないように足幅など
注意点はいくつもありますので、
しっかりと対象筋から逃げないフォーム
作ってください。

アーノルドプレス

アーノルド・シュワルツェネッガーが好んで
行った種目です。
この種目は目的もなにも
それっぽくやってるだけの人が多く感じます。
よくある間違いは、
下ろしていきながら上半身を丸める事です。
これは完全に負荷が抜けます。
普段のショルダープレスより、
体感しんどくなると感じたのなら、
肩関節の動作意外に、体幹の伸展、
肩甲骨内転などの無駄に筋肉が
動員されているからです。
肩単体の負荷量で言うと完全に減っています

そもそもアーノルドプレスの一番の目的は
前部のスタート位置変更による、刺激の変化が目的です。
どの種目も負荷が抜けるやり方は、ただ楽しているだけなので甘えです。

お客さんが言うには某youtuberが
やっていたそうですが、
ユーザーの時点で筋肉が肥大しすぎて、
刺激の入り方が変わります。
この間違いは、豊橋の現トレーナーが
当店のお客さんにも教えていた過去がるので
以外にメジャーなのかもしれませんが、
間違いです。

懸垂

背中においてかなり優秀な種目、懸垂です。
その懸垂でもよくある間違いが「海老反り懸垂」です。
上半身を反ると言っても二つあります。
胸椎伸展腰椎伸展です。
前者なら問題はないですが、問題は後者。
こちらは背中の形が歪になります
広背筋の刺激もかなり弱くなります
背中の上部は成長しても、下部が成長せず、
起伏の無い、背中に見えてしまいます。
また怪我にも繋がります。
懸垂で腰椎伸展で行っている人は、
ラットプルも腰椎伸展で行うため、
腰椎に圧縮ストレスがかかり、怪我をする
可能性もあります。

個人的な、筋トレにおける何一つメリットが
無いのが腰椎伸展
です。
腹圧もかけにくくなり、長い目で見ても
デメリットしかありません。

まとめ

フォームが間違えたりする人は、基本的には知識的な面の
影響が大きいですが、もう一つ一番ださい理由があります。
それは「見栄」です。
男の人に多いのですが周りが持っているからと
無理な重量を持とうとする人です。
踵を浮かせて、腰を反ってアームカールなどです。
これを「エゴリフト」といいます。
「見栄」で怪我する前に適切なフォーム、重量を学びましょう。
筋トレは趣味なので別に個人の自由なんですけど。

過去にもありがちなエラーを記事にしています。
トレーニング初心者にありがちなエラー1
トレーニング初心者にありがちなエラー2

この記事を書いた人

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。