レッグプレスの必要性

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、レッグプレスが本当に必要かについて
記事にしていこうと思います。

レッグプレスとは

まず、レッグプレスを解説していこうと思います。
レッグプレスはシートに座った状態で、
前にあるフットプレートを前に蹴りだすような種目です。
だいたいのマシンでは座った際に、
股関節が屈曲90°近くになるように設計されており、
その状態で膝関節の伸展動作を行います。
主動筋は大腿四頭筋になります。

たまにお尻に効かせるとかいう方いますが、無理です。
主動の関節が膝関節の時点で、
大きく四頭筋かハムストリングスになります。

この種目が過大評価、脚のトレーニングで
人気が高い理由は、”重量が積める”という点です

上画像を参考にしていただくと計算が出来ます。
例えば、100㎏の重量を積んだとして、
重量的な負荷は約×0.7になり、約70㎏です。
また、軌道もマシンである以上は安定しているため
そのまま負荷として乗ります。
同じ重量で70㎏スクワットのような立位の動きの場合は、
重心線より少しでも離れれば、モーメントアームが長くなり
重量よりも重くなったりします。
そのような不安定性を持つ以上は、
安定させる筋群を含め難易度が高くなります。
だからこそ、簡単に重量も増やせる、
可動域も短くすれば負荷量も更に減り、
もっと重量も増やせるようになります。
世の中のエゴリフターが好きなのはこういった理由があります

レッグプレスのメリットは前述のように、
安定した軌道での”脚で押す”という動作
四頭筋の力発揮が苦手な人は、
まず、レッグプレスで四頭筋を使う感覚を養うのは
とてもいい利用方法だと思います。
また、スクワットなどの後に、
四頭筋をより追い込むよう。
スクワットでは難しい足幅を行うなど。
それらへの利用はとてもいいと思います

ただ、たまに聞くこととして、
”スクワットの代替種目”と言う方がいますが、
それだけは有り得ないです。

BIG3はその目的に対して唯一無二のレベルで優れた種目です。
代替など烏滸がましい事、この上ない発言です。
BIG3を理解できていない人間からしか、その発言が出てこないです。
スクワットでは股関節を主動とし、
膝関節・足関節も動かし、
体幹の安定と言う面なら、肩関節、頸椎すらも
スクワットのフォームには必要になります。
ただ、膝関節主動で押すとは訳が違います。
ただ、やはりスクワットは難しいです。
四頭筋を無理にスクワットで追い込もうとすれば、
フォームが崩れ怪我する可能性もあります。
そういった際に、マシンは最大の効果を発揮すると思います。
ほとんどフォームを意識せずとも、怪我のリスクが低く、
四頭筋を追い込める訳ですから。

結論、レッグプレスは使い方次第ということです。
四頭筋の追い込み、四頭筋を使う。
そういった事に対して行うのはいいと思います。

ただし、スクワットの代わりにはならないですし、
脚トレがレッグプレス、EX、CurlだけみたいなのはNGです。
スクワットなどは出来る上で、+αという位置付けかなと私は考えています。

まとめ

一番意味の無いレッグプレスは数センチの可動域で
超高重量を扱っている人です

だいたいそれやってる人、筋肉への刺激を理解できていないので、
全体的に発達が弱いです。
可動域が短いということは動いていない部分が
出来てバランスが悪くなったり、
総負荷量の低下にも繋がります。
メリット何もないです。
自分では高重量扱ってる俺SUGEEEって思うかもしれませんが、
周りからは痙攣プレスとか言われているかもしれませんよ。

高重量扱うことが凄いのではなく、
綺麗に出来る事がすごいのです。

重量も追うべきだとは思いますが、
まずはフォームが出来ている事を大前提に置いておいてください。
ちなみに私たちはトレーナー同士で、
バチバチに重量でマウントを取り合っています。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。