筋肉への刺激

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は、筋肉への刺激について記事にしていこうと思います。

筋肉への刺激

ここで筋肉への刺激として一番勘違いされることは、
収縮感がある=筋肉へ刺激が入っていると勘違いする人がいることです。
フリーウェイトを扱っている場合は、
基本的には重力が負荷となります。
例に出して、ダンベルプレス。
ダンベルプレスは大胸筋の種目です。
ダンベルプレスを行う時、ベンチに寝てやります。
まさかダンベルプレス立ってやっていないですよね。
なぜ寝てやるのか。
それは筋肉の走行と重力をある程度揃えるためです
立ってやっていれば筋肉の走行に対して、
垂直に重力がかかっています。
これでは負荷が乗りません

この負荷とはダンベルの絶対重量ではなく、
”物理的に筋肉に乗っている負荷の事”です。
では、ペックフライマシンは?
マシンは元の負荷はウェイトスタックへの重力ですが、
プーリーを通して、負荷の向きを変えているため、
真横の動きでも負荷はかかります。
なので、大前提がこの”重力という負荷です。

収縮感=負荷ではない?

”収縮感が強い、力が入っているから
そこの部位が育つ”という考えについて。

もちろん力が入ればある程度、育つのも事実です。
基本的に筋肉への負荷は、
重量、レップ数、セット数、可動域、筋緊張時間、休憩時間など
の要素が関わってきます。
この可動域が限りなく低くなれば、筋肉への刺激は
限りなく低くなってしまうという事です

可動域を意識しない筋肉への刺激はと言うと、1つありますね。
そうです、”等尺性収縮”です。
これは筋トレではあまり使われていない負荷のかけ方です。
なぜ、あまり使われていないかは、
単純に筋肥大、筋力を育てる上で非効率的だからです。
例を挙げると、二頭筋を鍛えるときに
一番選ばれる種目はアームカールですかね。
二頭筋のトレーニングを肘を曲げた位置で、
維持するトレーニングをやる人は少ないかと思います。
効率的ではないですし、思う程の効果は得られないと思います。

筋肉を育てる上では、
ある程度の対象筋の収縮・伸長の可動域を確保し、
重力という負荷が筋走行と一致している種目が望ましい
ということです。
目新しい種目は多くありますが、
まずはこの前提が整っているかを種目選びの基準にしてみてください。
そうすると、有名な種目以外がほとんど消えていきます。
youtuberが何故、変わり種種目をやるかは
単純に視聴数を稼ぐためです。
ほんとに効果あると思ってやっていないと思います。
やってたら・・・バ

まとめ

筋トレはとてもシンプルです。
シンプルで基本的に誰でも出来るからいい
のです。
ただ、人体は複雑です。
日常生活や様々な影響を受けます。
筋トレがどれだけシンプルでも、
身体が複雑ならば難しくなってしまいます。
これは仕方がないと思います。
未だ解明されていないのが人体なわけですから。
ただ、シンプルなはずの筋トレを
無駄に複雑にすればもっと複雑になり、
訳が分からなくなります。
やることは、基本的に”押す”、”引く”とかそれぐらいシンプルなので、
難しく考えない方がいいと思います。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

ボディメイクを目的に元々トレーニングしてきましたが2020年よりパワーリフティング競技者となるべく自身のスタイルが変わりました。指導内容は解剖学に適切に沿いながらレベルを問わず基礎基本を丁寧に、そして応用やパワーのテクニックを加えて指導します。ボディメイク指導が最も得意としていますが今後はパワーリフティングの指導もできるように精進します。