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2025.04.30

妊婦におけるピラティスメソッドの効果

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は妊婦におけるピラティスメソッドの効果についての
論文を引用していこうと思います。

論文

本研究は、ピラティスの種類、期間、頻度、実施者、
そして影響を与えるパラメータに焦点を当て、
妊娠中のピラティスの効果を包括的にレビューすることを目的としました。

包含基準を満たす21件の研究について、種類、期間、頻度、専門家、およびアウトカムについて分析した。

結果として、ほとんどの研究は、ピラティスが睡眠の質(n = 6)、
痛み(n = 6)、うつ病(n = 5)、失禁(n = 4)、
および障害(n = 4)に及ぼす影響を検証した。
ピラティスはこれらのパラメータにおいて有意な有効性を示した。
最も一般的に使用された方法は伝統的なピラティス(n = 10)であり、
次いでオンライン、妊娠に特化した、そして臨床的なピラティスであった。
運動期間は4週間から16週間で、週2回のセッションが最も一般的であった。
施術者は主にピラティスインストラクター(n = 9)と理学療法士(n = 6)であり、
1つの研究では助産師が参加していた。

結論として、ピラティスは、妊娠中の睡眠の質、痛み、抑うつ状態、
その他の母体の健康状態の改善に効果的です。

方法、頻度、施術者によってピラティスの効果は大きく異なるため、
その効果を最大限に引き出すには標準化されたプロトコルが必要です。
本レビューは、医療従事者がピラティスを産前ケアに
取り入れるための知見を提供します。

参考文献:The effects of pilates method in pregnant women: scoping review

まとめ

ピラティスだろうとヨガだろうと筋トレだろうと
筋肉を動かすっていうメリットは多岐に渡ります。
なので可能な範囲で続けれそうな運動が出来るといいですね。
妊婦の場合は主治医の指示がないと基本的にはNGですが。

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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