2025.07.25
女性アスリートと摂食障害の関係

こんにちはTOMOAKIです。
パーソナルやオンラインコーチング等で
過食に関して話題となることが時々あります。
女性アスリートは一般的な女性よりも
摂食障害のリスクを上げるのか?下げるのか?
特に審美性を競う除脂肪を伴うボディメイク競技は
そのあたりも親密に関わってきそうな印象です。
自身の出場する競技とリスクなどを知っておくことは
今後競技を始めたり、続けていく上で重要だと考えます。
そこで今回は女性アスリートと摂食障害の関連性について、
2022年に発表された包括的なメタアナリシス論文をもとに紹介いたします。
摂食障害と競技参加
参考文献:
Eating-disorder psychopathology in female athletes and non-athletes: A meta-analysis
この研究では、女性アスリートと非アスリートの摂食障害傾向を比較するため、
56件の研究(合計データ数15,000件超)を統合し、メタアナリシスを行いました。
分析対象となった項目は、以下の5つです。
- 全体的な摂食障害傾向
- 体型不満
- 痩せ願望
- 食事制限
- コントロール不能な過食
その結果、体型不満は、アスリートの方が有意に低く
スポーツに参加することで、身体への肯定感が高まる可能性が示唆されました。
全体的な摂食障害傾向や痩せ願望、食事制限、過食衝動は、
アスリートと非アスリートで有意差なく、
一般的にアスリート=摂食障害になりやすいと言われることもありますが、
競技の種類や特性によって異なることが示唆されました。
審美系・減量重視スポーツ(例:体操、フィギュア、ボディビル、持久走など)
では摂食障害傾向のスコアが高くなる傾向が見られました。
また、非審美系・チームスポーツ(例:バスケットボール、バレーボールなど)
は体型に対する不満や摂食障害傾向は比較的低く、
保護因子になりうると考えられています。
まとめ
女性アスリートの摂食障害リスクは競技によって一様ではなく、
特にボディメイク系の競技ですと
体重や体型へのプレッシャーが過度になることで、
摂食障害傾向が悪化するリスクを示唆しています。
どうしても大会出場となると
この辺りのリスクは誰しもでてくると思いますので
心身ともに健康的に続けられるよう
無理はせず、必要に応じてコーチをつけたりして
極端な減量などは避けら得ると良いのかなと思います。
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