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2025.08.18

睡眠薬の使用頻度における老年期の障害

みなさまこんにちは。
パーソナルトレーナーの亀山です。
今回は不眠症の症状や睡眠薬の使用頻度の増加に伴い、
老年期の障害が増加する可能性についての論文を引用していこうと思います。

論文

本研究では、5 年間にわたる不眠症の症状および睡眠薬の使用頻度に応じて
障害状態が増加するかどうか、また睡眠薬の頻繁な使用が
地域在住の高齢者における不眠症の症状の障害に対する
長期的影響を変化させるかどうかを調査しました。

データは、全国健康・高齢化動向調査
(National Health and Aging Trends Study、2011~2015年、n=6,722)から取得した。

結果として、条件付き成長モデルにおいて、不眠症の症状の頻度と
睡眠薬の使用頻度がそれぞれ1単位増加するごとに、
障害スコアはそれぞれ増加しました。

これは共変量を調整した結果です。
さらに、睡眠薬の使用頻度は、不眠症の症状と障害スコアの関係に影響を及ぼしました。
具体的には、不眠症の症状がより頻繁であるほど障害スコアが高く、
睡眠薬の使用頻度が高いほど、不眠症の症状単独よりもさらに
大きな障害スコアの増加が見られました。

結論として、不眠症の症状の頻度と睡眠薬の使用頻度が毎年増加するにつれ、
障害の程度も増加しました。
睡眠薬の使用頻度の増加は、不眠症の症状を超えて障害に
悪影響を及ぼす可能性があります。

不眠症の治療と睡眠薬の適切な管理は、高齢者の障害予防に役立つ可能性があります。
条件付き成長モデルにおいて、不眠症の症状と睡眠薬の使用頻度が1単位増加するごとに、障害スコアはそれぞれ増加しました。
さらに、睡眠薬の使用頻度は不眠症の症状と障害の関係に影響を及ぼしました。
具体的には、不眠症の症状がより頻繁であるほど障害スコアが高く、
睡眠薬の使用頻度が高いほど、不眠症の症状単独よりもさらに
大きな障害スコアの増加をもたらしました。

参考文献:Late-life Disability May Increase with More Frequent Insomnia Symptoms and Sleep Medications Use Over Time

まとめ

薬に頼るな。自分で変えられる努力を怠るな。
と言うところですかね。
運動をし続けると睡眠がしやすくなる、その中でもヨガが睡眠にはプラスガ大きい。
食事の時間、生活の規則性、寝具の新調、スマホの使用時間、日頃の呼吸法などなど。
睡眠に対して自分で介入出来る範囲が結構あります。
それらをやらずに楽に薬に頼って結果を得るならいずれ代償を払うだけです。
それでもいいっていう人は別にいいんですけどね。

過去おすすめ記事
・スクリーン使用と睡眠の比較について

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KAMEYAMA

パーソナルトレーナー
NSCA-CPT

パーソナルジムFLEXER佐藤町店の店長。ブログでは基本的に解剖学や運動学等の文献を引用した記事を執筆しています。

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